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1度のメッセージ配信でテイクアウト売上20万円! ユーザーとの距離の近さを数字につなげる精肉店のLINE活用

長沼精肉店

代表 長沼裕士氏、長沼愛氏

埼玉県加須市にある長沼精肉店は1949年に創業して以来、地域密着型の精肉店として営業を続けています。2017年12月、双方向のユーザーコミュニケーションを模索する中でLINE公式アカウントを開設し、オンラインにおけるユーザー接点として活用しています。同店 代表の長沼裕士氏(以下、裕士氏)と、デジタル販促を担当する妻の長沼愛氏(以下、愛氏)に、アカウントの運用や得られた成果について話を聞きました。

目的
  • 双方向のユーザーコミュニケーションを実現し、店舗やECショップの売上アップにつなげたい
施策
  • LINE公式アカウントのプロフィールを充実させるとともに、ショップカードやECショップで使えるクーポンで友だち追加を促す
  • LINE公式アカウントでテイクアウトに関するメッセージを配信して、注文数を増やした
  • 「長沼精肉店に聞きたいこと」というテーマで、メッセージを配信。ユーザーからの質問にLINEチャットで回答し、コミュニケーションを深める
効果
  • 店頭での声がけやWebサイトから友だち追加を促し、アカウント開設から約3年で2,600人の友だちを獲得
  • メッセージ配信後に10分ほどでテイクアウトの予約枠が埋まり、約20万円の売上につながった
  • ユーザーから特に「レシピを知りたい」という声が多かったメニューをECショップで商品化

双方向のコミュニケーションを目指してLINE公式アカウントを開設

長沼精肉店は2020年に創業70周年を迎えた老舗精肉店です。同店3代目の代表を務める裕士氏は、自店の特徴について次のように語ります。

 

「無添加の精肉で作るメニューにこだわり、地元だけでなく、現在はECショップを通じて全国のお客さまからご愛顧いただいています。以前、『全国コロッケグランプリ』というコンテストで私どものメンチカツが金賞を獲得したのですが、そのときはお客さまの他薦による応募だったため、電話で初めて受賞を知ったという出来事もありました」(裕士氏)

 

同店がオンライン施策に力を入れ始めたのは2018年頃。裕士氏は以前からブログを通じた情報発信を行っていましたが、ユーザーと双方向のコミュニケーションを目指して、2017年12月にLINE公式アカウントを開設しました。同店のアカウント運用を担当する妻の愛氏は次のように振り返ります。

 

「近所でLINE公式アカウントを活用している店舗が見当たらず、参考になる情報が少なかったため、自分が友だち追加していた飲料メーカーやアパレル企業の発信を参考に手探りで運用をスタートしました。LINE公式アカウントでお客さまとコミュニケーションを深められれば、当時、オープン準備を進めていたECショップのことも広く知ってもらえると期待しました」(愛氏)

LINEのプッシュ通知を生かしてテイクアウトの売上アップにつなげる

長沼精肉店は、さまざまな方法でユーザーにLINE公式アカウントの友だち追加を促しています。店舗のリニューアル工事に入る2020年3月末までは、来店するユーザーにショップカードを案内して友だち追加を促していました。

 

「店頭で直接お声がけできるのは、やはり効果があります。1,000円以上のお買い上げでポイントがつくので、『あと100円で1ポイント貯まるんですが……』とお伝えすると、『じゃあ、この100円の焼き鳥もください』という風にお客さまと会話しながらLINE公式アカウントを友だち追加いただけました。現在は店舗工事中で対面での案内が難しいため、ECショップで使える各種割引クーポンなどで友だち追加を促しています」(愛氏)

アカウント開設からの約3年間で、2,600人の友だちを獲得

2020年4月以降は、店舗のリニューアル工事と新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大が重なり、ECショップやテイクアウトに注力するようになりました。その中で、LINE公式アカウントのメッセージ配信を定期的に行っています。

 

主に主婦層の生活サイクルに合わせて、家事がひと段落する朝8〜9時か夜22時頃に週1回のペースでメッセージを配信し、ECショップのおすすめメニューを告知。また、同店自慢の牛肉をふんだんに使ったテイクアウトどんぶりを土日に販売する際は、仮店舗周辺に配信地域を絞って案内メッセージを配信しています。100杯限定の予約枠が、早い時は配信後10分で埋まってしまうこともあり、一度のメッセージ配信で約20万円の売上を記録したこともあります。

図版

「LINEはプッシュ通知されるので、メッセージを受け取ったお客さまに対する“最後の一押し”として有効です。テイクアウトのどんぶりは他のSNSでも画像を投稿するなどして紹介していますが、いざ予約枠を解放する際、お客さまの購買に直接つながる訴求ができるのはLINEの強みだと考えています」(裕士氏)

ユーザーとの関係性があるからこそ、売上につながる

LINEをデジタル販促に用いるにあたり、「ユーザーコミュニケーションを大切にするからこそ数字がついてくる」と愛氏は語ります。2020年10月に、「長沼精肉店に聞きたいこと」というテーマでメッセージを配信したときは「簡単に作れるひき肉レシピが知りたい」「上手なステーキの焼き方を教えて」などの質問がLINEチャットで寄せられました。

 

「ちょうどお歳暮シーズン前だったので、レシピについて質問が多かった『チャーシュー』をECショップで商品化したところ、たいへん好評でした。少しずつですが、当店を身近に感じていただけるツールとしてLINE公式アカウントが浸透していると感じています。開設した当初こそ『高齢のお客さまにとって、LINEを使うのは難しいかもしれない』と心配していたのですが、家族に使い方を教わりながら私たちの情報発信に反応してくれます。他のSNSやコミュニケーションツールでは見られない傾向です」(愛氏)

2021年6月には店舗のリニューアル工事が完了する予定です。今後のLINE活用について、裕士氏は次のように語ります。

 

「LINE公式アカウントの友だちは、長沼精肉店にとっての顧客名簿と同じです。2021年は新店舗に関する情報発信や、店舗で使える便利な決済方法などを検討し、よりお客さまに身近に感じていただける精肉店を目指していきたいと思います」

 

(公開:2021年3月)

 

※本記事内の数値や画像、役職などの情報はすべて取材時点のものです

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