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インタビュー 2018.10.24

一軒家の購入も!?成果が出るLINEポイントAD活用の秘訣とアドフラウドへの取り組み

LINEポイントADは、指定条件をクリアしたユーザーにポイントを付与するサービスです。ユーザーにポイントを提供することの条件としては、動画視聴やLINE公式アカウントの友だち追加、会員登録、商品購入などを設定することができ、企業のKPIに合わせて使い分けることが可能です。なお、ポイントはユーザーがミッションをクリアしたと同時にその場で付与されます。今回はそんなLINEポイントADの中でも、短期間で大量の成果が見込める「LINEポイントADアフィリエイト」における、サービス特徴や昨今問題視されているアドフラウドへの対策について、LINE株式会社でLINEポイントADの商品設計を担当する田村瑛梨奈(以下、田村)と、LINEポイントADアフィリエイト立ち上げ期からのパートナー企業である株式会社サイバーエージェントの眞鍋 祐里香氏(以下、眞鍋氏)と、株式会社CA Wiseの山本 浩二氏(以下、山本氏)に話を聞きました。

LINEポイントADアフィリエイトとはどのようなサービスでしょうか?

田村瑛梨奈

LINE株式会社 コーポレートビジネスグループ ビジネス開発本部 田村瑛梨奈

「LINEポイントADアフィリエイトとは、会員登録や商品購入などの指定のミッションをクリアしたユーザーにLINEポイントを付与できる、LINEポイントADの広告メニューの一つです。一般的なポイントメディアではインセンティブ目当てのユーザーの割合がどうしても多くなってしまいがちですが、LINEポイントADの場合、コミュニケーションアプリとしてLINEを使っている間のスキマ時間や暇つぶしで訪れるような、他のポイントメディアではリーチすることのできないピュアユーザーを抱えている点が特長となります。過去には、LINEポイントADアフィリエイト経由で資料請求したユーザーが一軒家の購入に至るという仰天エピソードもありました。これはまさに、ピュアユーザーを多く抱えているLINEポイントADならではの成果だと考えています。」(田村)

また、LINEポイントADの案件を一覧で掲載するページ「Offer Wall」(下図内、一番左の画面)は月間2億PVと、ポイントメディアとしてのリーチは国内最大級です。大規模なユーザーに対して一気にアプローチができる点もLINEポイントADアフィリエイトの強みといえます。さらに、2018年4月からはLINEポイントアフィリエイトで獲得したユーザーに企業のLINE公式アカウントを自動で友だち追加させる機能を無償オプションとして提供開始しました。友だち追加をしたユーザーに対して企業アカウントからメッセージを配信することで、LINEポイントADアフィリエイトで獲得したユーザーの引き上げも期待できるので、後追いプロモーションとしてぜひご活用いただければと思っています。

LINEポイントAD

パートナー観点でのLINEポイントADアフィリエイトの魅力とは?

眞鍋祐里香氏

株式会社サイバーエージェント インターネット広告事業本部 チーフコンサルタント 眞鍋祐里香氏

「LINEポイントADアフィリエイトの魅力は、長期的に大量のユーザーを獲得できる点です。一般的にインセンティブ付与がされるメディアでは、長期間の継続した広告配信が続くと、どうしてもユーザーの集客が鈍化してしまう傾向にあります。一方、LINEの場合はアフィリエイト以外にも多岐にわたる広告メニューが存在するため、それらと組み合わせた配信ができ、アフィリエイト以外の広告経由で、まだLINEポイントADアフィリエイトへ訪れたことがない潜在的なユーザーにも継続的にリーチすることが可能です。」(眞鍋氏)

実際に、LINE Expand ADやLINEポイント ビデオ、LINE公式アカウント、LINE Ads Platform等、多くのメニューとLINEポイントADアフィリエイトを組み合わせたメニューをいくつかの広告主様へご提供させていただいたところ、LINEポイントADアフィリエイトのみを掲載している期間と比べ、数倍のコンバージョンを獲得することが出来ました。アフィリエイト以外のメニューを同時に実施することで成果報酬型ではない追加の広告費は発生しますが、実績として追加の投下費用に対してコンバージョンの伸長幅が大きいため、結果的にはCPAが大幅に高騰することはなく、効率的な運用が可能だと感じています。

アドフラウドへの対策は?

「LINEポイントユーザーの管理はLINEのアカウントに紐づいているため、ユーザーが複数のLINEアカウントを作らない限り、基本的には不正が起こりにくい仕組みではあります。ただその中でも、隙間を縫うようにして不正が起きてしまうこともあります。こうした不正に対しては、LINE・パートナー企業様・広告主様の三社が一体となって取り組んでいます。」(田村)

LINEとしては、まず体制面の対策として、不正にポイントを取得するために複数のLINEアカウントを使用する行為や、虚偽の情報を入力する行為を禁止事項として利用規約に明記し、その上で禁止行為を行ったユーザーに対しては、一部利用制限を行うなどの対策をしています。また、システム面の対策としては、ポイント交換時のプロフィール+(注1)登録を必須に変更し、機械的な不正を防ぐといったアプローチもとっています。

  • 注1)プロフィール+:LINEに登録した個人情報をユーザーの意思に基づいて自動入力することができる機能です。プロフィール+登録を必須にすることで、登録者の特定ができる仕様にしています。
山本浩二氏

株式会社CA Wise プロダクト開発本部 本部長 山本浩二氏

「CA Wise社では2016年から「BOSATSU」という不正利用検知・対策の研究組織を設置し、不正対策には力を入れて取り組んできました。「BOSATSU」はデータサイエンティスト、エンジニア、プロダクトマネージャーにより構成されている不正対策専門チームで、不正が疑われるログの調査、監視から得られた情報をもとに検知システムの開発とアップデートを行っております。

不正検知方法の詳細はお伝えが難しいのですが、ユーザーのアクセス元IPやリファラ、UAを過去のトラッキング実績や外部データ(注2)と照合したり、機械的な連続アクセスを検知した場合には広告のクリック時点でブロックしています。また、これまでの登録実績から統計的に不自然な登録数の増加や、クリックから短時間で登録に至っているNHT(Non-Human Traffic)が疑われるものは成果計測時にマークして調査・対策を行っています。

  • 注2) 外部データについて:サイバーエージェントが、社内のネット広告を手がける事業部門や法務部門などのグループ横断で立ち上げた「アドフラウド対策委員会」と連携し、アドフラウドが疑われる行為やサイトなどを制限しています。

また、他にも弊社単体で実施できる対策はあるのですが、より効果的な対策としてメディア企業、広告主様と協力して不正を検知する「Performance Keeper」というソリューションを提供しています。広告主様が自社サイトに専用のモジュールタグやSDKを設置することで、CA Wiseが保有する計測データに加え、自社サイトのアクセス解析情報(注3)などを含めて分析することが可能となり、メディア企業・広告主様・弊社の三社でより精度高く不正を検知することが可能になります。

  • 注3) 自社サイトのアクセス解析情報について:本サービスで取得する情報は、個人を特定する情報ではありませんが、計測データは個人情報と同等に適切に取り扱います。また、不正検知以外の目的で利用することはありません。

日々巧妙化している不正利用の手口に対応する為には、メディア企業、広告主様の協力が不可欠です。前述した「Performance Keeper」はもちろん、基本的な対策になりますが、広告計測時の暗号化対応やサーバー間通信で計測通知を送信することによる改ざん防止、番号認証によるユーザー認証や、重複登録確認のような対策を行っていただくだけでも十分な効果が期待できます。また、最終的に「不正かどうかの判断」は広告主様保有の申込み結果でしか分からない為、不正登録のコンバージョンログを共有していただくことで、より事前検知の精度向上ができると考えています。」(山本氏)

最後に、今後のLINEポイントADの展望を教えて下さい。

「今後については、LINEポイント面に掲載せず広告主様のオウンドメディアから誘導をかけてLINE公式アカウントの友だち追加ができるメニューや、既存ターゲットリーチユーザー(注4)を除外しながら友だち追加ができるメニューなど、既存のメニューをアレンジした新しい取り組みの事例をどんどん増やしていきたいと考えています。また、ユーザーの興味関心に応じたターゲティングメニューのリリースも今後予定しているので、ぜひ今後のLINEポイントADの動きにもご注目頂けると嬉しいです。」(田村)

  • 注4)ターゲットリーチ:性別や年齢、地域で絞り込んだターゲティングメッセージの配信対象となる友だちの母数です。LINEおよびLINEファミリーサービスの利用頻度が高く、属性の高精度な推定が可能な有効友だちが含まれています。