広告審査 2020.11.25

【LINE広告】雑貨類の審査注意点~補正下着編~

LINE広告では、美容や健康に関わる商品・サービスの訴求が特に多く見受けられますが、近年でも需要が高まっている商品の1つに「補正下着」が挙げられます。今回は「補正下着」の審査について、事例を交えながら解説します。

特徴

補正下着は身体のラインを美しく整えるために使用されるものです。 中でも、夜(就寝中)に着用することを考慮して作られている商品が人気を集めています。

 

着用することで胸を支えるなどの物理的かつ一時的な効果はありますが、 医療機器ではないものには体の形そのものを変える「矯正」の効果はないとされています。

よくあるNG例

別のコラムでも言及しているので繰り返しになりますが、補正下着についても、医療機器としての承認を得ていないものは、いわゆる「雑貨」として審査を行っています。

 

広告表示で「身体の構造・機能に影響を与えるような表現」や「病気の診断・治療・予防などへの機能や効果があるような表現」など、医療機器相当のものでしか使用できない表現については薬機法に抵触する可能性がありますが、実際の広告でもそのような表現が見受けられます。

 

具体的に、広告でどのような表現がNGとなるのか、参考として事例を紹介します。

NG例)「育乳」という表現

NG例)「豊胸手術」に言及すること

≪解説≫

身体の構造・機能に影響を与えるような表現は使用できないため、着用することで「育乳」や「胸を育てる」などの表現を用いることはできません。また、一定期間着用し続けることで、背中や脇にあった余分な脂肪が胸に固定化し、その結果、胸が大きくなるといった機能や表現も使用できません。

 

その他、「豊胸をしなくても」「豊胸手術よりは安い」という表現をすることで、医療行為と同等かそれ以上の効果が得られる、商品を着用していない状態でも胸が大きくなるといった誤認を招く可能性があるため使用できません。

NG例)虚偽誇大表現

≪解説≫

「着用することで胸を大きく見せる」などの物理的、かつ一時的な効果は問題ないと思われますが、「AカップがEカップになる」などといった大げさな表現は使用できません。

 

また、大きく見えるのはあくまでも着用している時だけなので、「たった2週間で」のように、「何日着用して大きくなった」という表現なども虚偽誇大表現と捉えられる可能性があります。

NG例)着用外での効果の暗示表現

≪解説≫

補正下着を着用中の効果として「バストUP」等の表現は問題ないと思われますが、水着や補正下着ではない別の下着を着用している状態で「バストUP」等と表現することは、着用外での効果の暗示表現となる可能性があるため避けてください。

NG例)その他、身体の構造・機能に影響を与えるような表現

≪解説≫

補正下着の構造や使用している原料(繊維・成分等)により、リンパの流れを促進する、成長ホルモンや女性ホルモン等を活性化させる、代謝のサポートができるなど、身体の構造・機能に影響を与えるような表現は使用できません。

NG例)性的表現、その他不適切な表現が含まれている

≪解説≫

胸部の強調や、性的な連想をさせる表現、広告として不適切なため、LINE広告では使用できません。

では、どのような広告表現が適しているか。一例を紹介します。

※広告審査時には関連法規や各種ガイドライン以外にも、LINE独自の審査基準に沿って総合的に判断します。以下の表現の審査通過や法的な保証を約束するものではありません。

OK例)

≪解説≫

あくまでも「着用中の物理的かつ一時的な効果」として「バストアップ」「ケア」という表現を使用しています。また、上記の画像では、胸部の強調や、性的な連想をさせる表現は使用されていません。

以上、「補正下着」の広告表現について紹介しました。

 

商品の特性上、表現によってはユーザーのコンプレックスを煽りかねないため、広告表現にも配慮が求められます。広告作成時には薬機法の観点に加え、悩みを抱えるユーザーがその広告を見た際、「不快と感じてしまわないか?」「異性目線の表現になっていないか?」「機能に関して誤解をしないか?」「大げさな表現になっていないか?」といった点などにも注意しましょう。

 

別途、健康食品、化粧品、医薬品、医薬部外品、医療機器などに関する広告表現の注意点については、下記のコラムでも紹介しています。

https://www.linebiz.com/jp/column/policy/20200225-1/