データの横断的活用で、LINE広告のターゲティング精度を高める「クロスターゲティング」
LINE広告のターゲティング精度を高める「クロスターゲティング」の一部機能の提供を開始しました。「クロスターゲティング」はLINE法人サービス同士のデータ連携により、ユーザーが行ったアクションに基づくアプローチが可能になるサービスです。
これまで以上に高い広告効果が期待できる、クロスターゲティングの機能詳細について紹介します。
目次
1. LINE広告の精度をさらに高める「クロスターゲティング」の機能
「クロスターゲティング」とは、LINEが推し進めている「クロスプラットフォーム構想※」の取り組みの一つで、LINE公式アカウントやLINEポイントADで取得したデータを、LINE広告での配信に活用できる機能です。サービス間のデータ連携により、ターゲットに対してより最適なメッセージ配信が可能になります。
※「クロスプラットフォーム構想」とは、LINEの各サービスから得られたデータを横断的に活用する取り組みです。
例えば、LINE公式アカウントには友だち追加されたユーザーのアクションデータ(メッセージの開封やクリック)が蓄積されています。このデータをLINE広告のリターゲティング配信に活用することで、精度の高い配信が実現できます。

LINE広告のオーディエンス(広告の配信対象)として活用できる
LINEに広告が配信できるプラットフォーム「LINE広告」に関して、配信までに必要な基本情報をまとめた資料をご提供しております。以下よりダウンロードしてください。
2. LINE広告管理画面 「クロスターゲティング」の設定方法
LINE公式アカウントからLINE広告にオーディエンス(広告の配信対象)データを共有するためには、「LINE Official Account Manager」にログイン後、管理画面上でオーディエンスの共有設定をONにする必要があります。

その上で「LINE Ad Manager」にログインすると、管理画面上でLINE公式アカウントから共有されたオーディエンスデータや、その推定サイズを確認することができます。リストの中にある「オーディエンス名」をクリックすると、各オーディエンスデータの生成元(LINE公式アカウント、LINEポイントADなど)やデータが無効になる日など、詳細な情報を確認することができます。

LINE公式アカウントで作成したオーディエンスデータは、共通のLINE公式アカウントに紐づく全ての広告アカウントに共有されます(LINE広告からはオーディエンスデータの共有設定のON/OFFはできません)。
3. クロスターゲティング 3つの活用例
クロスターゲティングを使えば、下記のようにオーディエンスデータを活用することができます。
1.メッセージ未開封のユーザーを対象にリーチを広げる
LINE公式アカウントで配信したメッセージを開封したユーザーを除外して広告を配信することで、ターゲティング精度を高めながら効率良くリーチを広げられます。
2.商品を購入する可能性が高いユーザーへの広告配信
ユーザーが自身のLINEアカウントとECサイトなどのサービスとのID連携を行っている場合、購入頻度が高い、または購入金額が多いユーザーのデータを類似拡張して広告を配信することができます。より確度の高いユーザーに向けて、商品購入の訴求が可能です。
3.類似拡張を使って、優良な友だちを獲得
LINE公式アカウント内で、メッセージ開封やリンク先へ遷移したユーザーのデータを類似拡張し、LINE広告を通じてLINE公式アカウントの友だち獲得を促す「Cost Per Friends(CPF)」を配信することができます。ロイヤルティーの高いユーザーを獲得するとともに、継続的なコミュニケーションにつなげられます。
4. 関連サービスの紹介
「クロスターゲティング」でデータ連携が可能な個別サービスについては、下記をご確認ください。
・LINE広告
LINEに広告が配信できるサービスです。クロスターゲティング含め、配信設定をオンライン上で手軽に行うことができます。LINE広告への配信をご希望の方は、以下より広告アカウントの開設を行なってください。
「クロスターゲティング」では、以下のサービスデータを「LINE広告」の配信に活用することができます。(2020年1月)
・LINE公式アカウント
LINEで家族や友だちとコミュニケーションを取るのと同じように、日常に溶け込みながらユーザーと企業・店舗との接点を創出するサービスです。
※LINE公式アカウント(新プランのみ)の場合は、以下の条件下のアカウントで利用可能です。
・アカウントタイプ:未認証アカウント、認証済アカウント
・料金プラン:全て(フリープラン/ライトプラン/スタンダードプラン)
※弊社認定セールスパートナーが開設又は管理しているアカウントは対象外となります。
※アプリからの出稿は対象外となります。
サービスを横断したデータ活用で、より精度の高いターゲティングを可能にする「クロスターゲティング」を、ぜひご活用ください。
LINE公式アカウントのオーディエンスデータ作成に関するマニュアルページはこちら
「クロスターゲティング」に関するMarkeZine(マーケジン)の記事はこちら
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