サービス情報 2021.03.09

ヤフー、LINEで「できるを、もっと。」 広告事業責任者が語る経営統合の今後

2021年3月1日、Zホールディングス株式会社とLINE株式会社(以下、LINE)の経営統合により、ヤフー株式会社(以下、Yahoo! JAPAN)とLINEはグループ企業となった(※)。統合を踏まえた広告領域での展望について、各社事業責任者のコメントを紹介する。

 

※プレスリリース:「ZホールディングスとLINEの経営統合が完了」(2021年3月1日、Zホールディングス株式会社/LINE株式会社)

Yahoo! JAPANとLINEの新たな事業戦略

経営統合に当たり、Yahoo! JAPANとLINEはサービスの根幹領域として「検索・ポータル」「広告」「メッセンジャー」、集中領域として「コマース」「ローカル・バーティカル」「Fintech(フィンテック)」「社会」を掲げている。

 

「広告領域」においては、Yahoo! JAPAN、LINE、そしてPayPayという3つのサービス起点を中心に、「できるを、もっと。」を体現するソリューションの提供を推進していく。

 

具体的には、ユーザーの認知・決済・購入・予約・再購入など、それぞれ異なる状況において最も効果的な接触方法を模索しながら、「リアルでの決済・購入」という従来のマーケティングでは情報を届けることすら難しかったシーンにおいても、それを可能にするソリューションの提供を目指していく。企業にとっては新たなマーケティング施策として、オンラインとオフラインを横断しながら、ユーザーと効果的かつ継続的なコミュケーションが実現する。ユーザーにとっても、最適なタイミングで利便性の高い情報の取得が可能となる。

 

では、実際に両社の広告事業を牽引する責任者は、今回の経営統合にどんな未来を見ているのか。以下、それぞれのコメントを記載する。

Yahoo! JAPANからのコメント

ヤフー株式会社
取締役兼専務執行役員 CSO(Chief Sales Officer)兼マーケティングソリューションズ統括本部長

 

久木田 修一(くきた しゅういち)

2019年、インターネット広告費は2兆円を超え、初めてテレビ広告費を抜きました。昨年も、コロナ禍の逆風の中で、インターネット広告費は唯一前年比増となりました。そのような時に、Yahoo! JAPANとLINEはついに統合を果たしました。まずは「楽しみである」という一言に尽きます。Yahoo! JAPANは、ショッピングをはじめとするオンライン購買データやPayPayのオフライン購買データなど、さまざまなリアルデータを持ち、これにLINEが加わることで、日本最大級のデータを持つ会社が誕生した、といって過言ではありません。GAFA単体では持ちえないデータであり、大きな差別化ポイントといえます。


今回の統合は、ユーザー目線に立ち返るチャンスと捉えています。広告はクライアントとユーザーをつなぐものであるべきですので、最適な広告を届け、価値あるユーザー体験を提供することで、クライアントの価値向上につなげていきます。

 

また、メディアとしては日本最大規模を自負していますが、広告プラットフォームとしてはまだまだ改善の余地があります。LINEという「同じ山に登る仲間」ができたことで、加速度的にプロダクトは進化すると考えていますので、統合を契機に、広告主様や代理店様によりいいものをつくり、リコメンドしていきたいです。

ヤフー株式会社
執行役員メディア統括本部長

 

片岡 裕(かたおか ひろし)

Yahoo! JAPANとLINEの統合により、メディア・検索・コミュニケーション・コマース・決済といったユーザーに対する両社が持つアセットを連携し、ユーザーの期待に応えるプロダクトの進化を加速させて、ユーザー体験の向上を実現していきます。


そして、両社を合わせて多くのユーザーが集まり行動につながるプラットフォームとして、認知から興味喚起、検索、購入、決済、そして継続的なコミュニケーションにつなげられる、オンラインからオフラインまでフルファネルで支援可能な一気通貫のマーケティングソリューション実現に向けて取り組んでまいります。


また、統合に関して広告主様や代理店様からご期待いただいている両社のデータ活用や広告配信プラットフォームの連携。こちらも広告パフォーマンスの向上を実現できるように、両社連携してプロダクトの進化を進めてまいりますので、ご期待ください。

LINEからのコメント

LINE株式会社
執行役員 広告・法人事業担当

 

池端 由基(いけはた ゆうき)

Yahoo! JAPANという素晴らしい仲間たちと共に、新たな挑戦に臨めることを嬉しく思います。

 

インターネットの発達、AIやビッグデータ活用など、マーケティングが高度に複雑化していく中で、我々の役割も変化してきました。従来のデジタル広告的なアプローチだけではなく、オフライン販促市場に向けた新たなソリューションの構築、企業・行政サービスのCX向上における支援など、提供できる価値は広がっています。

 

そして、今回の統合によって、日常におけるユーザー接点はさらに拡大し、国内最大級のID基盤を持つことになります。それは、ステータスが異なるさまざまなユーザーに対し、最適なコミュニケーションプランを描くことができることを意味します。「Life on LINE」の実現に向けても、大きな一歩となるでしょう。

 

これから、Yahoo! JAPANと力を合わせ、共にマーケットの課題解決に向き合って参ります。そして、何よりも両社のユーザーに対し、これまで以上に価値ある顧客体験を届けて参ります。ぜひ、ご期待下さい。

LINE株式会社
執行役員 ビジネスプラットフォーム企画担当

 

二木 祥平(にき しょうへい)

今回の統合によって、名実ともに国内で最も多くのユーザーのタッチポイントを持つプロダクト体制が構築されました。

 

朝のニュース閲覧から天気の確認、友人との連絡、レストランの予約、買い物での決済、夜に暇つぶしとして楽しむゲーム。インターネット上でもリアルな生活の中でも、Yahoo! JAPANとLINEがユーザーの日常生活にそっと寄り添いながら、企業のサービスとユーザーが「友だち」になれるような関係づくりの手助けができる――。そんな、アジアNo.1のマーケティングソリューションづくりを目指していきます。

 

この布陣で、できないことはありません。Yahoo! JAPANとLINEのPMとエンジニアチームが協力し、チームもプロダクトもブレンドさせながら、いいモノづくりを行っていきたいと思います。今後のプロダクトリリースに、ぜひご期待ください。

LINE株式会社
マーケティングソリューションカンパニー カンパニーエグゼクティブ

 

宮本 裕樹(みやもと ゆうき)

今回の統合により、Yahoo! JAPANとLINEのアセットをフル活用して、本当の意味でのフルファネルのマーケティングを実現できる環境が整ったと感じています。これまで以上に充実した価値を、企業に提供できることを楽しみにしています。

 

具体的には、ユーザーへ適切に効率的にアプローチするための新たな商品開発、また、昨今の状況や環境の変化にしっかりと対応し、ユーザーの利便性を追求した上での分析やデータ活用を可能とするソリューション体系の整備に着手していくつもりです。

 

「広告」にとどまらず、販促やDX、オフラインとオンラインの融合など、さまざまなテーマに対して、両社一丸となってユーザーとマーケッターフレンドリーなソリューション展開していきたいと思いますので、ご期待いただければ幸いです。

 

――――――――――――――――――――――

 

「できるを、もっと。」で世界をもっと便利に――。新たにLINEを迎えた新生Zホールディングス株式会社は、ユーザーにとって便利で快適な世界の実現を目指し、日本・アジアから世界をリードするAIテックカンパニーへの第一歩を踏み出した。

 

関連タグ:
#インタビュー

この情報は役に立ちましたか?