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運用テクニック 2018.02.07

平均の2倍も…LINE公式アカウントの友だちを増やすコツ

LINE公式アカウント
  • LINE公式アカウントの友だちを増やすには、「スポンサードスタンプ」が有効
  • スタンプ制作に長けた「スタンプクリエイター」作のスタンプは多くのユーザーに使われやすい傾向
  • 「スタンプクリエイター」作は、あえての初モノ起用で目新しさの演出もアリ

企業が開設しているLINE公式アカウントの友だち数(=フォロワー数)を増やすために有効な手段のひとつとして、「スポンサードスタンプ」という広告メニューがある。自社オリジナルのスタンプを制作し、LINE内のスタンプショップで無料配布できるメニューだ。

ダウンロード条件を「該当企業アカウントの友だち追加」とすれば、スタンプを無料でダウンロードしたいユーザーが「友だち」になってくれる仕組み。よって、友だち数を増やしたい多くの企業が実施している。

LINEスタンプは、利用されればされるほどLINEの友だち間で広がっていく可能性が高まるので、友だち追加をより促進するためには「利用したくなるスタンプ」を作ることが第一だ。

企業制作よりダウンロードされやすい「スタンプクリエイター制作」

2012年から販売を開始しているスポンサードスタンプ。2015年の「LINE Creators Market開始」を境に、「人気のスタンプクリエイターとコラボ」が増えている。

スタンプショップに並ぶ、個性的なクリエイターズスタンプ

▲スタンプショップに並ぶ、個性的なクリエイターズスタンプ

実際に2017年上半期の実績を振り返ると、企業制作が6割、スタンプクリエイター制作が4割。そのうち、スタンプクリエイター制作のダウンロード数は企業制作より平均約50万多かった。

  • 集計対象:2017年1月〜7月リリース分、全87案件、集計期間:リリース後4週間(ダウンロード期間終了時)
スタンプクリエイター制作の割合が多く、かつ、DL数の平均も企業制作を上回る

▲スタンプクリエイター制作の割合が多く、かつ、DL数の平均も企業制作を上回る

これらのデータから、「企業制作」より「スタンプクリエイター制作」がダウンロードされやすいということがわかる。また、スタンプはトークで利用されることによって友だち間で広がり、ダウンロード数が伸びるため、ダウンロード数が多い=使われやすいスタンプであるとも言える。

彼らは、個人活動としてLINE Creators Marketで多くのスタンプをリリースしているため、いわばスタンプ制作のプロだ。ダウンロード数などの数字データはもちろん、自身のTwitterやサイトでユーザーからの反応を常日頃ダイレクトに受け取っており、人気なものやそうでないものへの感覚も鋭敏である。

また、スタンプクリエイター自身が、企業側がリーチしたいユーザーの年齢層そのものであることも多く、作り出したものがユーザーにフィットしやすいという側面もある。企業が作るよりも、ふだんからユーザーの反応や数字を追って制作を続けている彼らこそ、「使われやすい」スタンプが作れるというのは当然であり、実際のクリエイティブについても、企業側の要望はもちろん汲み取りつつ、基本的には彼らに任せたほうがよりよいスタンプができあがる。結果、LINE公式アカウントの友だち数も増えていく。

スタンプクリエイターは日々数字やユーザーの反応を追って制作している

▲スタンプクリエイターは日々数字やユーザーの反応を追って制作している

上記を踏まえて、「スタンプクリエイター制作」でスタンプの実施を検討している企業から多くあがる質問が、「過去、企業とのコラボを実施して、実績のよかった方を教えてください」というものだ。たしかに、安くない広告メニューを実施する以上、実績のよいスタンプクリエイターを採用したいというのは当たり前である。しかしここでは、今「コラボ実績ナシのキャラ」がいかに魅力的か、カーセンサーの事例をもとに紹介したい。

平均を大きく上回る友だち追加に成功…その理由は「コラボ実績ナシのキャラ」?

カーセンサーは、3月にLINE公式アカウントを開設。それと同時に、友だち追加施策としてスポンサードスタンプを実施している。

カーセンサーのLINE公式アカウント(2018年2月時点)

▲カーセンサーのLINE公式アカウント(2018年2月時点)

mame&coさんを起用し、このとき企業コラボ実績のない「可もなく不可もないスタンプです。」とコラボ。スタンプクリエイターのキャラ単体で、書き下ろしスタンプを配信した。

可もなく不可もないスタンプです。

カーセンサーご担当者の狙いで「なるべく企業色を抑え、老若男女、幅広いユーザーに使ってもらえるものを目指した」スタンプを制作した結果、700万人以上の友だち追加に成功。通常、平均300~400万人の追加とされる施策であるが、平均を大きく上回る結果となった。

友だち追加数

もともと「可もなく不可もないスタンプです。」は、そのシリーズだけで16パッケージものスタンプがリリースされているほど、LINE Creators Marketで人気のキャラクター。ふだん「有料で」配信されているキャラのスタンプが、「無料で」リリースされればダウンロードの敷居はグッと下がり、ファンのみならずライトなユーザーにも広まる。多くのファンを持つ、実力のあるキャラであるからこそ、しっかりユーザーの興味を獲得できたと言える。

カーセンサーご担当者が「可もなく不可もないスタンプです。」での実施を決めた理由は、「有料ランキングの上位で人気キャラだったが、まだ無料のスタンプで登場していなかったため、ダウンロードが伸びる可能性があるのではないかと見込んだ」とのこと。まさに目論見どおりだ。

ダウンロードが伸びる可能性

さらに、企業案件を多く実施しているスタンプクリエイターには、当然のことながらその事例をみて他の企業からのオファーも集まってくる。そのぶん、スポンサードスタンプでの実施は増え、ユーザーへの露出は多くなる。逆に言えば、「企業コラボ実績のないキャラクター」は、スポンサードスタンプ枠において、「珍しさ」「レア感」を演出できる。本件も含め、LINE Creators Marketではたしかな実力を持つキャラクターたちなので、あえて「初めて」を狙っていくのも戦略のひとつだ。

ちなみにカーセンサーは、継続してLINE公式アカウントを運用。もともとの開設の目的はブランディングだったが、一部のディスプレイバナーなどと同程度のCPAでCV獲得ができたと評価もいただいている。

「初コラボ」で成功した事例

たとえば、2017年4月に、スタンプクリエイターのキャラ単体で書き下ろしスタンプを配信した某化粧品会社。起用したキャラクターはこのとき企業コラボが初めてだったが、スタンプクリエイターコラボで実施したスタンプの中でも、上位に食い込むダウンロード数を誇った。本件をリリースしたあと、他社からの問い合わせも入るようになり、初コラボから半年で2件のスタンプの実施が決定している。

また、某自動車会社が起用したキャラクターは、初コラボながらダウンロード数が平均を大きく超える結果となり、全スタンプクリエイターの実績の中でもTOP5に入るなど高数値をマーク。実績のある/なしは、スタンプのダウンロード数にはあまり関係なさそうだ。

LINEスタンプは、ダウンロードされ、利用されることによって友だち(=フォロワー数)が増加し、最終的にLINE公式アカウントの運用効果も高まる。プロモーションの効果を最大化するという観点からみると、スタンプクリエイターとのコラボや新しいキャラクターの起用もカギになるだろう。