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運用テクニック 公開日:2022.08.26

リッチメニューの活用方法│特長や運用のコツを解説

LINE公式アカウント

LINE公式アカウントの機能の一つである「リッチメニュー」は、LINEのトーク画面下部に固定で表示されるメニューです。トークルームの画面を大きく占有するためユーザーの目に留まりやすく、閲覧頻度も高いため、LINE公式アカウントの運用目的に合わせて適切な項目を設定すれば、大きな誘導効果が期待できます。リッチメニューの特長やメリットから企業・店舗の活用事例まで詳しく紹介します。

 

LINE公式アカウントの開設前に知りたい情報をまとめた公式スタートガイドは、以下のリンクからダウンロードできます。

目次

1-1.「リッチメッセージ」との違い

1-2. アカウント種別や料金プランを問わず使用可能

2-1.表示/非表示の切り替えや期間による出し分け

2-2.クーポンへの誘導

2-3.ショップカードへの誘導

3-1.【飲食】BON’S Crepe

3-2.【美容】ヘアークリニック髪風船

3-3.【ショッピング】マックスプラス

3-4. 【レジャー】海遊館

1.「リッチメニュー」とは

「リッチメニュー」は、トーク画面下部(キーボードエリア)に固定で表示されるメニュー機能です。リッチメニューには、クーポンやショップカードなどのLINE公式アカウントの機能のほか、ECサイトや予約サイトなど、外部サイトへのリンクを設定できます。

リッチメニューとは

リッチメニューの機能とメリット、設定方法を動画で紹介します。


リッチメニューの作成方法は下記マニュアルで詳しく紹介しています。


リッチメニューを作成する

1-1.「リッチメッセージ」との違い

リッチメニューと混同されやすい「リッチメッセージ」は、画像とテキストを一つのビジュアルにまとめて配信できるメッセージ形式です。リッチメッセージはメッセージとして配信されるため、配信時にユーザーに通知が届きますが、リッチメニューはトーク画面内に常設されているメニューのため、更新してもユーザーには通知されません。

リッチメッセージ例。リッチメニューとは異なり、トーク画面内に展開される。

リッチメッセージ例。リッチメニューとは異なり、トーク画面内に展開される。

1-2.アカウント種別や料金プランを問わず使用可能

リッチメニューは、アカウント種別や料金プランを問わず使用可能で、機能差もありません。LINE@で料金プランがフリープランの場合、リッチメニューは利用できませんでしたが、2019年4月にLINE@がLINE公式アカウントに統合されたことにより、すべてのプランで使えるようになりました。

                        

2.リッチメニュー運用のコツ

                    

リッチメニューを効果的に運用するためのコツについて紹介します。

2-1.表示/非表示の切り替えや期間による出し分け

トーク画面を開いた際、リッチメニューをデフォルトで表示させるか、非表示にするかを管理画面上で設定することができます。


デフォルトで「表示する」を設定すると、ユーザーがトーク画面を開いたとき、リッチメニューがすでに表示された状態になります。「表示しない」に設定すると、メニューバーだけが表示され、ユーザーがメニューバーをタップすることでリッチメニューが表示されるようになります。


リッチメニューの表示/非表示の切り替え

また、リッチメニューごとに表示する期間を指定することができます。例えば、「サマーセール」や「プレゼントキャンペーン」などの訴求を含めたリッチメニューを1カ月限定の期間で表示させ、セールやキャンペーン終了後に通常のリッチメニューに戻すといった設定が可能です。

2-2.クーポンへの誘導

コンテンツ設定のアクションで「クーポン」を選択すると、遷移先をクーポン画面に設定することができます。クーポンをリッチメニューに表示させておくことで、ユーザーに存在を気付いてもらいやすくなります。クーポンの作成・配信方法に関しては、下記記事で詳しく紹介しています。

2-3.ショップカードへの誘導

ショップカードは従来のポイントカードに代わるLINE公式アカウントの機能で、特典を用意して来店を促進するなどの活用が可能です。コンテンツ設定のアクションで「ショップカード」を選択すると、クーポン同様、ショップカード画面へ誘導することができます。リッチメニューに表示することで、ショップカードの利用率を高めるだけでなく、店舗の顧客ロイヤリティーを高めることにもつながります。

3.参考にしたいリッチメニューの活用事例

リッチメニューは、テンプレートの選択やコンテンツの工夫、他の機能との組み合わせによって、さまざまな訴求ができる機能です。運用の具体的なイメージが持てるよう、リッチメニューを活用した企業・店舗の事例を紹介します。

3-1. 【飲食】BON’S Crepe

メ全11店舗を展開する福岡発のクレープ店「BON’S Crepe」では、LINE公式アカウントのメッセージでクーポンを配信していましたが、ユーザーが見逃してしまうことがあるため、リッチメニューにもクーポンの導線を設置しました。また、商品のメニューや自社のSNSやホームページなどの導線を集約してユーザーが情報を得やすいように工夫しています。


BON’S CrepeのLINE公式アカウント運用法はこちら

3-2. 【美容】ヘアークリニック髪風船

長崎県で店舗を構える美容室「ヘアークリニック髪風船」は、店舗営業とともにECサイトを運営しています。LINE公式アカウントでもECサイトへの誘導を強化していて、リッチメニューにはECサイト内のおすすめ商品ページへのリンクのほか、自宅でできるヘアケアの方法を解説したコンテンツへのリンクを設置。すぐに購買しないユーザーに対し、髪の悩みに関するコンテンツを紹介することでECサイトへの流入数を向上させました。


ヘアークリニック髪風船のLINE公式アカウント運用法はこちら

3-3.【ショッピング】マックスプラス

沖縄本島に店舗を構えるインテリアショップ「マックスプラス」では、新型コロナウイルスの感染対策に関する情報やクーポンへの導線のほか、おすすめの商品や店舗の最新情報を掲載しています。一番目立たせたい情報は他のボタンよりも大きく見せる、隣り合う画像が重ならないように枠をつけるなど、ユーザーが見やすいように工夫しています。


マックスプラスのLINE公式アカウント運用法はこちら

3-4. 【レジャー】海遊館

大阪の水族館「海遊館」では、リッチメニューにECサイトへの導線のほか、営業時間やニュースページへの案内、eチケットへの導線など、海遊館に来館するユーザーにとって便利な情報を掲載しています。ユーザーが一目見て分かりやすいよう、シンプルで分かりやすいクリエイティブを重視したところ、ユーザーに届けたい情報であるニュースページへの遷移も促せています。


海遊館のLINE公式アカウント運用法はこちら

4.運用効果を高めるリッチメニューをつくろう

リッチメニューは、LINE公式アカウントの中でも自由度の高い機能です。ユーザーのニーズに合わせたメニューが設定できれば、店舗やECサイトへの集客やクーポンやショップカード機能の利用促進にも期待できます。LINE公式アカウントを使った販促、集客を考えている場合は、リッチメニューを活用してみてください。

その他のLINE公式アカウントの機能については、下記の記事もご覧ください。

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