LINEのタイムラインはこう使う!事例でわかるメッセージとの使い分け方
そこで今回は、実際にタイムラインを活用している企業の事例を基に、メッセージとタイムラインの効果的な使い分けについて解説していきます。
目次
LINEのホーム・タイムライン投稿とは
LINEには自分の投稿やプロフィール画像、カバー画像などが表示されるホームという機能があります。このホームに投稿したものは、自分の友だち全員や選択した友だちに対して公開されます。

ホームには自分の投稿だけが表示されますが、友だちがホームに投稿したものが表示される場所はタイムラインといいます。タイムラインでは友だちがホームに投稿したものが一覧で表示されます。トークが特定、もしくは複数人のユーザーとメッセージのやりとりを行える機能であるのに対し、ホーム、タイムラインはTwitterやFacebookのメイン機能であるタイムライン・ニュースフィードに近い機能です。
LINE公式アカウントのタイムライン投稿の特徴・メッセージとの違い
タイムライン投稿は、メッセージといくつか異なる点があります。ここではその中でも代表的な三つのポイントをご紹介します。
- ユーザーとのコミュニケーションが取りやすい
タイムライン投稿は、それを見たユーザーが気軽に「いいね」したり、コメントしたりできます。さらに企業側もそのコメントに対して返信ができることから、コミュニケーションが取りやすい場であるといえます。
企業アカウントであっても、ユーザー側からメッセージが送られてくればやり取りも可能ですが(利用している法人向けアカウントの種類による)、投稿への「いいね」ほど気軽なものではないでしょう。必然的に、メッセージを一方的に配信するコミュニケーションになります。 - アカウントと友だちになっていない人にもアプローチできる
タイムライン投稿は、簡単に「シェア」できます。企業のLINEアカウントと友だち登録しているユーザーがタイムライン投稿をシェアすると、その人の友だちにまで投稿が表示されます。Twitterのリツイートのようなイメージです。これによって自分と友だちになっていない人にもアプローチ可能となります。 - メッセージより高い頻度で投稿しやすい
ユーザー側の設定にもよりますが、メッセージは送るたびに通知がいくため、送る頻度によってはうっとうしく感じられてしまいます。ブロックされるリスクも高まるでしょう。しかしタイムライン投稿は通知がいかず、ユーザーのタイミングで閲覧できるため、高い頻度で投稿しても嫌われる心配が少ないです。 - メッセージと異なり、無料で打ち放題
LINE公式アカウントのメッセージは、月額無料のフリープランでは1000通まで配信することができます。1000通を超えるメッセージの配信を行うには有料プランに切り替える必要があります。 一方、タイムラインは何回投稿しても従量課金の対象にならないため、投稿頻度をあげても予算に影響が出ません。
タイムラインとメッセージ、使い分けのポイント
タイムラインとメッセージ。それぞれの特徴が違うため、効果的な使い方も違ってきます。ここでは実際に企業が投稿しているものを基に使い分けのポイントをご説明します。
メッセージで配信するほどではないこまかな情報を伝える
例:洋服の青山
紳士服販売チェーンの洋服の青山のアカウント。クーポンや人気の高い商品のキャンペーンなど、より多くのユーザーに伝える際にはメッセージ、タイムラインではCM動画及びメイキング動画の紹介など、メッセージで送るほどではない周辺コンテンツを配信しています。
LINEとしては、まず体制面の対策として、不正にポイントを取得するために複数のLINEアカウントを使用する行為や、虚偽の情報を入力する行為を禁止事項として利用規約に明記し、その上で禁止行為を行ったユーザーに対しては、一部利用制限を行うなどの対策をしています。また、システム面の対策としては、ポイント交換時のプロフィール+(注1)登録を必須に変更し、機械的な不正を防ぐといったアプローチもとっています。

ユーザーが反応しやすいコンテンツを作ってみる
例:ハーバー
無添加化粧品の販売を行っているハーバーのアカウント。縦長の画像を投稿すると画面の下が隠れる仕様をうまく活用した占いコンテンツです。純粋に楽しめるだけでなく、占い料金として「いいね」を要求することで、ユーザーのアクションも促しています。

同じ施策でもクリエイティブを変える
例:ライザップ
トレーニングジムの運営を行っているライザップは、同じタレントを起用した施策をメッセージとタイムラインに投稿していますが、クリエイティブが異なっています。メッセージのほうは一目で伝わるインパクトのある画像なのに対し、タイムラインは動画にテキストを使った構成です。

LINE公式アカウントのタイムライン・メッセージ使い分け事例
事例:ローソン
全国でコンビニチェーンを展開するローソンのアカウント。メッセージでは4分割のリッチメッセージを使ったクリエイティブが基本で、キャンペーンや新商品情報などを投稿しています。
これに対しタイムラインでは、メールマガジン形式で「今週のローソン」と銘打った商品、サービスの紹介をテキスト中心で投稿しています。

まとめ
これまでメッセージしか使っていなかったという企業は、今回の事例を参考にタイムライン投稿にもチャレンジしてみてください。
執筆:株式会社ガイアックス 「ソーシャルメディアラボ」編集部
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