運用テクニック 2019.04.25

LINE公式アカウントの友だちを増やすには?5つの方法と事例解説

LINE公式アカウントの開設後、まず取り組むべきことは「友だちの数を増やすこと」です。安定的なサービス利用、商品購買に期待できる友だちの数が増えるほど、ビジネス拡大のチャンスが見えてきます。友だちの数を増やすための具体的な方法を紹介していきます。

 

友だちを増やすコツをまとめた資料は、下記のリンクよりダウンロードできます。

目次

    5-1.店頭POPや掲示物による告知、スタッフからの声がけ

    5-2.Webサイト・メルマガで友だち追加を促進

    5-3.友だち追加キャンペーンの実施

    5-4.友だちに対するインセンティブの充実

    5-5.「友だち追加広告」を活用する

1.LINE公式アカウントの「友だち」とは

LINE公式アカウントに登録してくれたユーザーを「友だち」と呼び、企業や店舗はLINE公式アカウントを通じ、友だちに対してダイレクトに情報を届けることができます。基本的にサービスや店舗についてすでに認知している、もしくは利用・来店したことがあるユーザーが友だちとして登録しているケースが多く、行動喚起につながりやすいため、一人でも多くの友だちを獲得することが重要です。

2.友だちを集めてできること

友だち獲得のイメージ

LINE公式アカウントには、友だちとして追加してくれたユーザーとの距離を縮めるための、さまざまなコミュニケーション機能が実装されています。2019年4月18日から新しくなったLINE公式アカウントでは、旧LINE@(ラインアット)に比べて無料で使える機能の幅が広がり、より多くの施策を実施することができるようになりました。

LINE公式アカウントの大きな強みは、配信したメッセージが友だちのトーク画面に直接届き、ポップアップなどで通知されることです。一般的なSNSでは配信・投稿に気付いてもらえず埋もれてしまうこともありますが、LINE公式アカウントは情報伝達力が高く、ユーザーの反応にも期待できます。

LINE公式アカウントと友だちになって実感したこと
出典:マクロミル社・インターネット調査(2019年1月実施/全国15~69歳のLINEユーザーを対象 サンプル数2,060)


以下、LINE公式アカウントで友だちを獲得していくことで、どんな課題が解決できるのかを紹介します。

メッセージ送信とショップカード機能の活用で、リピーターを創出

LINE公式アカウントは、「見込み客・リピーター」とのつながりを強めることに最適なツールです。来店時やホームページから友だち追加を行ってくれたユーザーに、メッセージの送信、ショップカード機能などを活用してもらうことで、再来店を促すことができます。

LINE公式アカウントのショップカード機能については、以下の記事で紹介しています。

 

→ LINEショップカードの活用方法|作成方法や導入事例

クーポンやキャンペーンの活用で、購入単価UP

友だちがある程度集まってくると、クーポンやキャンペーンを活用して売り上げをアップさせるような施策が展開できます。友だちが多ければ多いほど、一度のキャンペーンでより多くの参加が見込めるようになり、結果的に売り上げのアップにつながります。

LINE公式アカウント クーポン機能

お得な情報を配信して、口コミにつなげる

LINE公式アカウントの友だちが増えれば、それだけタイムラインなどで情報を伝達してくれるユーザーが増加することになります。多くの友だちを獲得し、お得なクーポンや情報を配信し続けることができれば、友だちになっているユーザーを介して企業や店舗の情報がさらに多くの人に拡散される可能性が広がります。

3.友だちを増やす前に確認すること

友だちを増やす前に確認すること

友だちを増やす施策を開始する前に、アカウントの状態を確認しましょう。アカウントの認証やプレミアムIDの設定を行うことで、よりスムーズな友だち獲得が可能になります。

LINE公式アカウントのタイプを確認する

LINE公式アカウントには、「認証済アカウント」と「未認証アカウント」という2種類のアカウント種別が存在します。「未認証アカウント」は個人、法人を問わず誰でも取得できますが、「認証済アカウント」を取得するにはLINEが実施する審査を通過する必要があります。

 

どちらも料金プランは同じですが、「認証済アカウント」では色つきのアカウントバッジが付与され、LINEアプリ内で検索が可能になります。また、友だち獲得のためのポスターが無料でダウンロードできるなど、「未認証アカウント」よりも友だちを増やすための有利な特典を得ることができます。

認証済アカウントでできること

また、認証済アカウントでは請求書決済が可能になり、月々の支払いが便利になります。ビジネス目的でLINE公式アカウントの運用を考えている場合、「未認証アカウント」ではなく「認証済アカウント」を申請しましょう。

LINE公式アカウントのIDを確認する

LINE公式アカウントを取得するとIDが付与されます。このIDには「ベーシックID」と「プレミアムID」があります。開設時に自動で発行される英数字がランダムに羅列したIDが「ベーシックID」です。LINE内ではIDによってアカウントを検索できますが、プレミアムIDはIDを希望の文字列に変更することができます。

プレミアムIDのメリット

プレミアムIDを利用すると、4〜18文字の半角英数字と3種類の記号を組み合わせた、希望するIDを取得できます。たとえば、自社名や代表的なサービスをIDにすることができるので覚えやすく、ユーザーも検索しやすいというメリットがあります。

LINE公式アカウント プレミアムID

プレミアムIDは月額100円(年間1,200円)で設定できます。友だち獲得を開始する前に一度、IDの整備を検討することをおすすめします。

4.友だちは何人ぐらい集めればいいのか?

友だちは何人ぐらい集めればいいのか?

自社サービスや店舗の情報を知ってもらって目標を達成するためには、具体的に何人くらいのユーザーに友だち追加をしてもらえれば良いのか、その算出方法を紹介します。

売り上げ見込みを算出する

例えば飲食店が、一回のメッセージ配信でどのくらいの売り上げが見込めるかは、次の数式で導き出すことができます。

 

「友だち数×来店率×一組あたりの人数×客単価=売り上げ見込み」

売り上げ見込みの算出方法の式

仮に友だち数が100人、来店率が10%、来客一組あたりの人数が4人、客単価が3,000円だとすれば、一回のメッセージ配信に対する売り上げ見込みは120,000円と推測できます。

目標売り上げを設定する

上記の数式の中で、来客一組あたりの人数や客単価を変えることは容易ではありません。そのため、友だち数を増やすことが売り上げ目標達成の鍵になると考えられます。例えば、目標売り上げを600,000円にした場合、客単価や一組あたりの人数に変動がないと仮定すると、必要な友だち数は500人ということになります。

友だちが増えても配信作業は同じ

LINE公式アカウントのようなデジタルツールの場合、数に応じて費用負担がのしかかる郵便や電話などと異なり、配信数の多さは作業量に影響しません。少し高めの目標を設定し、より多くの友だちを集めましょう。

5.友だちを増やす5つの方法【成功事例を紹介!】

LINE公式アカウントの効果を最大限活用するためには、配信するメッセージを受け取ってくれる「友だち」を増やす必要があります。目標人数を算出したら、店舗POPやWebサイト、メルマガ、SNSなどを積極的に活用し、友だちを増やしていきましょう。


友だちを増やす具体的な方法には、次の5つがあります。


1. 店頭POPや掲示物による告知とスタッフからの声がけ

2. Webサイト・メルマガで登録を促す

3. 友だち登録キャンペーンを実施

4. 友だち登録後に充実したインセンティブを付与する

5. 「友だち追加広告」を活用する


それぞれの方法を事例とともに解説します。

5-1.店頭POPや掲示物による告知とスタッフからの声がけ

LINE公式アカウントのIDや「友だち追加用QRコード」を印刷したポスターを店内に掲出したり、チラシやパンフレットを用意しておき、店舗スタッフが来店したユーザーに直接声をかけて登録を促す方法です。地道ですが、最も確実に効果が出る方法です。

 

埼玉県のカー用品店では、友だち追加数の目標を平日は25人、休日は50人に設定。接客の際の声がけはもちろん、レジでお金を置くトレーやスタッフのネームプレートや名刺にも友だち追加のQRコードを貼りました。その結果、一店舗で24,000人以上の友だちを獲得しています。

5-2.Webサイト・メルマガで友だち追加を促す

自社サイトやブログに「友だち追加ボタン」または「QRコード」を設置し、友だち追加を促します。その際、友だちになった場合のメリットを訴求することを忘れずに。また、メルマガは友だち追加ボタンが設置できないので「友だち追加URL」を記載します。

・「友だち追加ボタン」をWebサイトに追加する方法

「友だち追加ボタン」や「友だち追加URL」は、アカウントの管理画面から取得可能です。管理画面の「友だちを増やす」を選べば、すぐに取得することができます。

友だちを増やす URL取得画面

管理画面の詳しい操作方法はこちらを参照してください。

 

LINE公式アカウントマニュアル:友だち追加用のURLを確認する

5-3.友だち登録キャンペーンを実施

「友だち追加した画面を見せればお会計が10%オフになる」など、友だち追加をしてくれたユーザーに、その場でインセンティブを付与する方法です。メリットがわかりやすいので、登録促進に効果的です。

 

都内の飲食店の事例では、友だち追加をしてくれたユーザーに、その場でローストビーフをプレゼントしています。お店のホームページやグルメサイトでも告知をしているので、それを見てLINE公式アカウントを友だち追加するユーザーや、お店でローストビーフを勧めながら友だち追加を促すこともあります。

5-4.友だち追加後に充実したインセンティブを付与する

友だち追加することでもらえるクーポンやインセンティブはもちろん重要ですが、すでに友だちになっているユーザーに対しても、友だちになったからこそ得られる特典やお得な情報を提供することも重要です。「あの店のLINE公式アカウントを友だち追加しておくと、一カ月に一回クーポンがもらえる」、「友だちになっておくとお得な情報をいち早く知ることができる」などの口コミも、友だちを増やす重要な要素になるからです。

 

佐賀県のカラオケ店では、LINE公式アカウントの友だちに対して、タイムライン上で友だちに共有可能なクーポンを配信しました。その結果、同店の友だち以外にもクーポンが拡散し、友だちが増えていきました。お店のスタッフではなく、実際の顧客である友人から情報を得ることで、スムーズかつ効率的な友だち獲得が実現しているといいます。

5-5.「友だち追加広告」を活用する

一歩踏み込んだ施策ですが、LINEが提供する運用型広告プラットフォーム「LINE広告」に出稿し、友だち追加を促すという手法もあります。広告出稿のためのコストは発生しますが、少額から出稿が可能です。お店での声がけや口コミよりも短時間で多くの友だちを集めることができます。また、今までのプロモーションルートでは出会えなかった新規のユーザーにもリーチできることがこの施策の強みと言えます。

2019年11月からは、LINE公式アカウントの管理画面から「友だち追加広告」が出稿できるようになりました。詳細は下記の記事をご覧ください。

 

「友だち追加広告」をリリース!LINE公式アカウントの友だちを獲得する広告が出稿可能に


例えば、九州最大級のアウトレットモールでは、広告経由で友だち追加をすると500円分のお買い物券がもらえるという、「LINE広告」を活用したキャンペーンを行いました。その結果、2日間で3,500人の友だち獲得に成功しました。

6. LINE広告でより効率的に友だちを増やす

効率的に友だちを増やしたい方におすすめの機能が、2020年1月にリリースされた「クロスターゲティング」です。

 

「クロスターゲティング」とは、LINE公式アカウントの行動情報(メッセージの開封やクリックデータ)や属性情報(性別、年代、居住地域など)を、LINE広告での配信に活用できる機能です。

現状の友だちに近い属性のユーザーに絞って友だち追加の訴求を行い、多くの友だちを効率的に獲得しましょう。

クロスターゲティングの詳細については、下記の記事をご覧ください。

 

データの横断的活用で、LINE広告のターゲティング精度を高める「クロスターゲティング」

LINE 公式アカウントを開設後、友だちを集めることは1回の配信の効果を最大化するためにも非常に重要なステップです。上記で解説した方法を組み合わせて、業態や商材、店舗に合った方法で、末永くリピーターとなってくれる友だちの数を増やしていきましょう。


「友だちの集め方」についてさらに詳しく知りたい場合は、下記の資料をご覧ください。