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運用テクニック 公開日:2022.11.16

ショップカードの活用方法|活用メリットや効果的な設定方法を解説

LINE公式アカウント

LINE公式アカウントの「ショップカード」は、来店や商品購入の特典として付与するポイントを、LINE公式アカウントで発行・管理できる機能です。獲得ポイントに応じて、企業・店舗側が設定した特典を受け取ることもできます。ショップカード機能の活用メリットや効果的な設定方法について紹介します。

 

LINE公式アカウントの開設前に知りたい情報をまとめた公式スタートガイドは、以下のリンクからダウンロードできます。

目次

5-1. 友だちの約半数が利用!リピーターを育成した飲食店の事例

5-2.リピート率を改善したクライミングジムの事例

5-3.ショップカードがコミュニケーションのきっかけに!温泉施設の事例

1. 紙のポイントカードに代わる「ショップカード」機能

店舗では、紙のポイントカードを使って来店や商品購入に応じてポイントを付与し、ポイントがたまると割引やプレゼントなどの特典を用意する取り組みがよく行われます。LINE公式アカウントの「ショップカード」は、このポイントカードをLINE上で発行・管理できる機能です。

ショップカードの具体的な機能や案内方法について紹介します。

ポイントの付与

LINE公式アカウントの管理画面から発行されるポイント付与専用のQRコードを、来店時や商品購入時にユーザーがスマートフォンで読み取ることでポイントが付与されます。

 

QRコードは印刷して店内でポスターやPOPとして掲示することができるため、ポイントの付与は必ずしもレジ前で行う必要はありません。例えば、飲食店の各席にPOPなどを設置し、ユーザーがその場で読み取ることでポイントを付与することも可能です。

 

また、不正利用防止のため、ポイント取得を1日1回までにする、指定時間以内には再取得できないようにするなどの制限を設定することもできます。

付与する特典の設定

ポイントを一定数貯めたユーザーに対して提供する特典が設定できます。特典内容は自由に設定可能で、1回の来店で何ポイント付与するのか、何ポイントで特典を提供するか、どのような特典を提供するかなど、さまざまな項目が設定できます。

 

ワンドリンクサービスや割引クーポンなど、「この特典のために来店したい」と思えるような特典を用意しましょう。

リッチメニューによる告知

ショップカードへ遷移するリンクをリッチメニューに設定することができます。リッチメニューは、トーク画面下部に表示されるメニュー機能です。リッチメニューにショップカードへの導線を表示することで、ユーザーはLINE公式アカウントのトーク画面を開けば、すぐにショップカードへアクセスできるようになります。

リッチメニューは表示する期間を指定することができます。セールやキャンペーン期間に合わせて、リッチメニューに表示させるショップカードのボタンを大きく表示させるなどの細かな設定も行えるため、店舗の目的に合わせた運用が可能です。

 

リッチメニューについては、下記のコラムで詳しく紹介しています。

2. ショップカードの活用メリット

ショップカードには、ユーザーと企業・店舗の双方に多くのメリットがあります。ショップカードを活用することで得られるメリットについて、ユーザーと企業・店舗それぞれの視点で解説します。

使い慣れたLINEアプリ上でポイントを管理できる

ユーザーにとっては、使い慣れたLINEアプリ上でポイントを管理できるため、ポイントカードを持ち運ぶ必要がなくなり、会計時などに財布などから出し入れする手間も不要です。

 

例えば、「急に来店したため、ポイントカードを家に忘れてしまった」「会計時、財布に入れたはずのポイントカードが見つからない」ということもなくなり、ポイントの取得も企業や店舗側が用意したQRコードを読み取るだけで完了します。

再来店を促すことができる

企業・店舗側にとっては、紙のポイントカードを制作するコストが削減できるほか、さまざまなキャンペーンと連動させて再来店を促すことで、集客・販促ツールとして効果的な活用が可能です。ポイントの有効期限をユーザーに通知する機能もあるため、期限間近になったユーザーの来店動機にもつながります。

利用データの細かい分析ができる

発行したショップカードの枚数や付与ポイントの合計、利用率などの数値は、LINE公式アカウントの管理画面からリアルタイムに分析できます。ショップカードの利用状況などのデータが正確に把握できるため、分析した情報をもとに集客や販促施策における課題の解決策を見つけることができるかもしれません。

友だち数の増加につながる

ユーザーがショップカードを利用するためには、LINE公式アカウントを友だち追加する必要があります。そのため、ショップカードの発行を案内することで、自然な流れで友だち追加を促すことができます。また、再来店したユーザーをきっかけにして同行者がLINE公式アカウントを友だち追加するなどの副次的な効果にも期待できます。

3. ショップカードの作成方法

ショップカードの設定方法は、以下の動画で詳しく解説しています。

また、下記のマニュアルでも作成方法を紹介しています。

 

ショップカードを作成する

4. ショップカードの効果的な設定方法

前述のようにショップカードの利用にはLINE公式アカウントの友だち追加が必須となるため、まずはユーザーが利用したくなるような設定や特典を用意する必要があります。効果的な設定方法について紹介します。

初回取得ボーナスを設定する

ユーザーがショップカードを取得した際、初回ボーナスとして普段よりも付与するポイント数を高く設定することができます。「初回は特別に2ポイント付与」などのお得感を伝えることで、ショップカードの発行とともに友だち追加を促すことができます。

ゴールまでに必要となるポイント数は少なめに設定する

ユーザーが特典を受け取ることができる「ゴール」に到達するまでのポイント数を低めに設定しましょう。数回の来店で特典が受け取れることをユーザーに伝えることで、ショップカードの発行を促すとともに再来店を促すことができます。

ゴール到達前の「中間ポイント」を設定する

ゴールの到達までに必要なポイント数を低くする以外にも、ゴール到達前の「中間ポイント」を設定しましょう。中間ポイントでも特典を付与し、段々と特典内容がグレードアップしていく設定が効果的です。ゴールするまでの間にも細かく特典を受け取れるため、ユーザーの利用意向や再来店のモチベーションを高めることができます。

5. ショップカードを活用した企業・店舗の事例

より具体的な運用イメージを持つために、ショップカードを実際に活用している企業・店舗の事例を紹介します。

友だちの約半数が利用!リピーターを育成した飲食店の事例

主に広島県と東京都に8店舗を展開するカフェチェーン「SUZU CAFE」では、ショップカードを活用した既存ユーザーの集客に力を入れています。

 

ショップカードのゴールまでのポイントは最大20ptに設定し、5ptごとにインセンティブを用意。中には「グループ全員にランチデザートをサービス」など複数人数で利用できるインセンティブのほか、来店数が落ち込みすい雨の日には2ptを付与するなどの工夫をしています。

 

リピーター育成と同時に来店客数の平準化を促進した結果、友だち追加した全ユーザーのうち約半数がショップカードを利用しているといいます。

6. LINE公式アカウントを最大限に活用するには

LINE公式アカウントにはショップカード以外にもさまざまな機能があり、連携して利用することで効果を高めることができます。例えば、クーポンの配信はショップカードと相性の良い機能の一つです。友だち限定のクーポンを配信して来店を促し、ショップカードと組み合わせればリピート訪問につなげることができます。

 

LINEのショップカードは使い慣れた紙のポイントカードの特徴がありながら、ポイントの管理をLINEアプリ上で完結できるという高い利便性を実現しています。簡単な設定で利用が開始できるため、「再来店につながらない」「ポイントカードを作ったが、あまり利用してもらえない」などの課題を感じている場合は、一度試してみてください。

LINE公式アカウントは以下のページからオンライン上で開設することができます。

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