運用テクニック 2022.02.04

【公式】LINEミニアプリとは|機能の概要、導入方法、事例まとめ

デジタルデバイスの普及や、新型コロナウイルス(COVID-19) による対面制限などで、デジタルを活用した集客や販促を検討する事業者が増加しています。開発にかかる金銭的・時間的コストをふまえ、自社アプリの代替サービスとして活用が見込まれるのが「LINEミニアプリ」です。店内注文、会員証、順番待ちなどの機能をLINE上で提供できるLINEミニアプリの開発・導入方法のほか、LINEミニアプリの効果的な使い方や活用事例を紹介します。

目次

LINEミニアプリとは

「LINEミニアプリ」とは、国内の月間利用者数9,000万人(2021年12月末時点)のLINE上で、自社サービスを提供できるウェブアプリケーションです。LINEミニアプリの仕組みや特徴について紹介します。

LINEミニアプリの仕組み

LINEミニアプリは、店内注文、会員証、順番待ちなどの機能をLINE上で提供できるサービスです。利用の際、ユーザーにアプリケーションをダウンロードしてもらう必要はありません。ユーザーはLINEミニアプリの初回起動時に認証を行うだけで、手軽に利用開始できます。

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初回利用時に認証を行うことで、企業・お店側はLINEアカウントを基にユーザーを識別することができ、その後はウェブアプリとしてさまざまな機能を提供できます。LINE上でサービスが起動するため、別サイトへ遷移したり別アプリが立ち上がることはありません。そのため、LINEミニアプリはユーザーに違和感なく利用してもらえます。

LINEミニアプリの3つの特徴

LINEミニアプリには、企業やお店のビジネス成長を促す3つの特徴があります。

特徴①LINEの中に企業・店舗のサービスを実装・提供できる

国内のDAU(1日あたりのアクティブユーザー)85%のLINE上でサービスを実装・提供できるのが、LINEミニアプリの大きな強みです。

 

ユーザーが家族や友人とメッセージをやりとりするためにLINEを開き、その流れで自社サービスを利用してもらえれば、アクティブ率の向上が見込めます。

特徴②QRコードを読み取り、数タップで利用開始できる

自社アプリは、ユーザーにアプリをダウンロードしてもらい、メールアドレスなどの個人情報を登録して初めて利用できるものがほどんどです。

 

一方、LINEミニアプリはQRコードを読み取った後、数タップで利用開始できるため、ユーザーに余計な手間をかけさせません。

特徴③飲食店や美容室など、業界特化型の機能を多数用意

飲食店であれば「店内注文」、美容室・小売であれば「会員証」など、それぞれの業界に特化した機能がLINEミニアプリには数多く用意されています。

 

「人出不足を解消したい」「リピートを促進したい」など、自社の課題に応じてLINEミニアプリの導入を検討すれば、一層の効果が見込めます。

LINEミニアプリの利用状況

以下は、LINEミニアプリの利用ユーザーについてまとめた図です。

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性別・年代を問わず多くのユーザーが存在するため、先述した3つの特徴を踏まえて、さまざまな業界・業種においてLINEミニアプリの利用が見込まれます。

LINEミニアプリの効果的な使い方

LINEミニアプリはサービス単体で利用してもメリットがありますが、会社やお店とユーザー間のコミュニケーションを促す「LINE公式アカウント」と併用することで、相乗効果を生み出すことができます。

LINE公式アカウントとの併用

LINE公式アカウントは、LINEで家族や友だちとやりとりするのと同じように、会社やお店が日常に溶け込みながらユーザーとコミュニケーションを取れるサービスです。具体的には、友だち追加してくれたユーザーにメッセージやクーポンなどを配信できます。

 

LINEミニアプリの導入時には、以下のような機能をオプションとしてつけることができます。

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LINEミニアプリの利用ユーザーと同時に、自社のLINE公式アカウントをスムーズに「友だち」追加できる仕組みです。LINE公式アカウントを通じて直接メッセージを届けられる友だちが増えれば、ユーザーとのオンライン接点の獲得し、ファンやリピーターづくりを効率良く行うことができます。

LINEミニアプリで得られるデータ活用

また、LINEミニアプリをユーザーに利用いただくことで、会社やお店はさまざまなデータを取得することができます。そのデータを活用することで、さまざまな集客・販促施策を実施できます(※)。

  • LINEミニアプリで取得するユーザーの登録情報や行動履歴などのデータは、LINEミニアプリに利用開始時にユーザーの許諾を得た場合のみ活用できます。

取得データを活用した集客・販促施策について、例えば、LINEミニアプリ経由で来店予約を行う場合、一定回数以上訪れたユーザーにLINE公式アカウントでメッセージを送ることができます。LINEミニアプリ経由で商品を購入できる場合、特定の商品を買ったことがあるユーザーにLINE広告で広告を配信することも可能です。

 

また、LINEミニアプリ内でユーザーがよく離脱するポイントがわかれば、インターフェースを改善することで、LINEミニアプリの利用を一層促進できるかもしれません。LINEミニアプリで得られる活用データは、ユーザーに最適な情報を届けるためのヒントを与えてくれるでしょう。

LINEミニアプリの開発・導入方法と費用

LINEミニアプリを開発・導入する際は、いくつかの方法があります。自社で開発を行う場合、社内にプログラミングなどの専門スキルを持つ人材がいることが必須となりますが、開発会社に依頼する場合はその限りではありません。

 

ここでは、開発会社に依頼する場合の「パッケージ」と「個別開発」という、2つの開発・導入方法について説明します。

「パッケージ」での開発・導入

パッケージは、「店内注文」「会員証」「順番待ち」など特定の機能を持つLINEミニアプリを導入する方法です。どのような機能を有しているかは、開発会社が提供するサービスによって異なります。

 

メリットとしては、パッケージ化されているため比較的短期間で導入ができ、費用も抑えられる点です。ただし、パッケージ化されている以外の機能をつける場合は、時間や費用などが別途かかります。

 

なお、代表的なパッケージ一覧ついては、以下の「LINEマーケットプレイス」でそれぞれの特徴や導入費用についてまとめています。

「個別開発」での開発・導入

個別開発は会社・お店の課題やニーズに合わせて、さまざまな機能を付与することができます。すでに自社で活用している各種システムともスムーズに連携できるなど、設計の自由度の高さが特徴です。

 

そのため、パッケージに比べて開発にかかる時間や費用がかかりますが、ユーザーにより最適なサービスを提供することができるでしょう。

 

なお、LINEミニアプリの開発対応企業については、こちらの紹介ページをご覧ください。一覧の中で「個別開発」という表記がある企業が、個別開発に対応しています。

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LINEミニアプリを導入する際の費用

LINEミニアプリの導入費用は、パッケージは数万円の初期費用からスタートできる安価なものもありますが、開発会社が提供するサービスによって価格が異なります。

 

詳しくは「LINEマーケットプレイス」で、LINEが認定する開発パートナーのパッケージ情報を確認してください。

 

また、個別開発はどのような機能を付与するかで費用が決まりますので、各開発会社へお問い合わせください。

LINEミニアプリの主な提供パッケージ

LINEミニアプリのパッケージはそれぞれ特定の機能を有しています。以下、代表的な3つの機能を紹介します。

店内注文

主に飲食店でユーザーがテーブルに着いたのち、QRを読み込むだけでLINE上に注文ページが立ち上がってオーダーできる機能です。直感的に操作できるパッケージが多いため、さまざまな年代のユーザーに手軽に利用してもらえます。

 

また、スタッフが注文を取りに行く必要がないため人手不足に対応できるほか、スタッフとユーザーの不要な接触を減らせるので、衛生面でも安心です。

会員証

LINE上でデジタル会員証を発行・管理できる機能です。店頭でのオペレーションを効率化し、自社アプリをダウンロードする必要がないのでライトユーザーの獲得が見込めます。

 

美容業界ではPOSシステムとセット販売されているパッケージが多く、QRコードを読み込んで会員証を表示するだけでポイントを貯められ、リピーター育成に役立ちます。

 

また、LINEミニアプリを使えば店舗で運用している紙のカード(会員証)の代替手段になるので、ユーザーがカードを忘れたり、紛失したりするといったことも防げます。

順番待ち

店舗などで順番待ちが発生している時、QRコードを読み込むとLINE上で順番待ち状況が把握できる機能です。手軽に利用できるので混雑による機会損失を防止できるほか、店頭で人が滞留することもなく衛生的です。

 

さらに、「呼び出し」機能を持つパッケージを導入すれば、ユーザーの順番が来た時にLINEでメッセージ通知できるので、利便性がさらにアップします。

 

 

他にも、商品の事前注文や決済をLINE上で提供し、店頭でスムーズに受け取れるようにする「テイクアウト」は、主に飲食店のオペレーション効率化やユーザーの店頭待ち時間の減少に繋がります。

 

また、美容サロンや飲食店などの予約をLINE上で行え、店頭でのオペレーション効率化やユーザーのリピートにつながる「来店予約」など、 各開発会社がさまざまなパッケージを提供しています。

LINEミニアプリ活用事例

LINEミニアプリを活用して、自社の課題解決に取り組む会社やお店の事例を紹介します。

飲食店:「店内注文」で業務効率化とパーソナルな接客を両立

京都府で2店舗を展開するムゲン食堂は、接客にユーザーデータを生かすため、「ダイニー」のLINEミニアプリを導入しました。テーブルでQRコードを読み取るとLINE上で注文画面が立ち上がる利用ハードルの低さが、導入の大きな決め手となったそうです。

 

全注文の80〜90%が店内注文で行われており、業務オペレーションが大幅に効率化。そのほか、LINEミニアプリ経由の注文データが店舗スタッフのハンディに連携されるため、ユーザーの来店回数や過去の注文メニューに応じたパーソナルな接客が実践されています。

美容室:身近なLINE上で表示できる「会員証」を使い、ユーザー接点を強化

埼玉県鴻巣市を中心に出店する美容室effaceは、予約管理や売上分析などができる理美容サロン特化型のPOSシステム「Salon Answer(サロンアンサー)」とそのLINEミニアプリを導入しました。LINE上で、会員証の表示や来店予約などのサービスを提供しています。

 

また、LINEミニアプリはPOSシステムを連動しているため、LINE経由でサロン予約したユーザーに、effaceのLINE公式アカウントから予約リマインドや、来店後のお礼メッセージを配信。予約リマインドをしたうち実際に来店、またはお礼メッセージをしたうち再来する友だちは、いずれも90%を超えているそうです。

飲食店:利便性の高い「順番待ち」機能で、ユーザーの来店を促進

鳥取県八頭町にある大江ノ郷自然牧場は、牧場内にあるレストランやカフェで「matoca(マトカ)」のLINEミニアプリを導入しました。LINE上で整理券を発券した後、順番が近づいたらユーザーのLINEに通知が届く仕組みです。

 

また、LINEミニアプリ利用開始時、自社のLINE公式アカウントにも友だち追加されるよう仕組みを整えました。LINE公式アカウントで期間限定ドリンクの無料クーポンを配信した際、メッセージ開封率は約80%を記録。そのほか、約2週間で1,000件以上の来店と、ECサイトでの約80件の商品購買にもつながりました。

LINEミニアプリの問い合わせ先

LINEミニアプリは、会社やお舗の課題やニーズに応じてさまざまな開発・導入方法があります。「パッケージ」か「個別開発」かによってサービス内容や費用感が異なるので、下記の問い合わせ先をご覧ください。

 

*「パッケージ」を希望の会社・お店さまはこちら

(代表的な開発パートナーのパッケージ情報をまとめています)

 

*「個別開発」を希望の会社・お店さまはこちら

(開発会社をご紹介していますので、個別にお問い合わせください)