運用テクニック 2022.08.26

モバイルオーダーシステム(スマホオーダー)の導入方法│手数料や選び方を解説

コロナによる需要の高まりを受け、テイクアウトの注文を受け付けるためにモバイルオーダーシステムの導入を検討する店舗が増えています。

 

独自の開発が必要と考えて導入に踏み切れない店舗もあるようですが、短期開発、低予算で運用可能なツールも存在します。そこで、モバイルオーダーシステムの種類と導入にあたってのポイントなどを紹介します。

目次

モバイルオーダーシステムとは

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モバイルオーダーシステムとは、アプリやWeb上から事前に注文を受け付け、店舗で商品の受け取りやサービス予約を可能にするシステムのことです。大手飲食チェーンでは、店内での注文はもちろん、テイクアウトやクーポン配信など、多岐に渡るサービスの提供に活用しています。

 

モバイルオーダーシステムは、大きく分けて2種類あります。

 

・自社で独自のシステムを構築する
・既存のモバイルオーダーのシステムやアプリを利用する

 

モバイルオーダーシステムというと、独自のシステムの構築するイメージがありますが、既存のモバイルオーダーシステムを利用することでコストを抑えて手軽に導入することができます。

 

また、デリバリーやテイクアウトを中心にモバイルオーダーアプリを利用したい場合、既存のサービスに加入し、提供されているモバイルオーダーシステムを利用するという手段もあります。

モバイルオーダーシステムにかかる手数料について

モバイルオーダーシステムを導入するためには手数料がかかります。具体的にどの程度の金額が必要になるかは、店舗規模や利用形態によって異なります。費用項目には以下のようなものがあります。

 

・初期費用
・サービス利用手数料
・決済・振り込み手数料
・周辺機器レンタル料
・オプションサービス利用料

 

コロナ禍の飲食店応援キャンペーンと称して、初期費用やサービス利用手数料が無料、割引になっているケースもありますが、基本的には利用料金がかかります。

 

また、他言語対応や既存のPOSレジとの並行利用などはオプションになっている場合があり、別途料金がかかることが多いようです。基本的な料金については、各提供会社のホームページに記載されているため、見積もりを取る前にチェックするといいでしょう。

モバイルオーダーシステムを利用するメリット

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小規模店舗がモバイルオーダーシステムを利用するメリットを紹介します。

 

・店舗作業の効率化
・非接触型接客の推進
・ユーザー情報の活用

店舗作業の効率化

モバイルオーダーシステムの活用により、従来は個別に導入費用が必要だったシステムを一括して管理できる可能性があります。

 

・各種電子決済
・事前決済
・テーブルオーダー
・テイクアウト、デリバリー
・予約管理
・POSシステムによる在庫管理
・ユーザー情報管理
・他言語対応

 

各種電子決済や事前決済、デリバリー、テイクアウトへの対応に加え、在庫管理を含めた会計作業が簡略化されるため、店舗作業の効率化が期待できます。

非接触型接客の推進

テーブルオーダーに対応すれば、ユーザーは端末操作だけで注文から会計までが完了します。スタッフとユーザーの接触機会は商品の受け渡しのみになるため、コロナ対策としても有効な手段です。

ユーザー情報の活用

ユーザーが商品を注文した情報を、モバイルオーダーシステムで管理できるようになります。蓄積したデータを参照してユーザーの属性に合わせたセール情報の配信、初回来店ユーザーへのアフターフォローなど、販促活動の実施をスムーズに行うことが可能になります。

モバイルオーダーシステムを利用するデメリット

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メリットがある一方、モバイルオーダーシステムの利用には以下のようなデメリットも考えられます。

 

・オペレーションの見直しが必要
・導入費用、ランニングコストがかかる
・導入にあたっての検討事項や実施事項が多い

 

メリットとして業務効率の改善と紹介したものの、導入前後はスタッフ教育やオペレーション改善を行う必要があり、手間がかかるのも事実です。

オペレーションの見直しが必要

システムの利用方法に関するオペレーションと同様、導入と同時にテイクアウトやデリバリーに参入する場合、通常オーダーと並行してテイクアウト、デリバリーの注文が入った場合の対応手順の作成が必要になります。

 

また、スタッフ向けのオペレーション作成はもちろんですが、ユーザー向けのマニュアルも作成する必要があります。ユーザーの中にはタブレットやスマートフォンの扱いに慣れていない人もいるため、操作が分かりづらいなどを理由にユーザー離反を招く可能性があります。

導入費用・ランニングコストがかかる

導入費用やランニングコストについても、ある程度の金額感を把握しておく必要があります。想定していたものよりもレンタルが必要な機器が多かったり、導入後に追加したいシステムが出てきた場合、追加コストが発生する場合もあります。

導入にあたっての検討事項や実施事項が多い

スタッフの新規オペレーションやユーザー向けのマニュアル作成といった作業以外にも、下記のような対応に迫られることが考えられます。

 

・紙のメニューとは別のモバイルオーダーシステム用のメニュー作成
・必要に応じた商品登録など

モバイルオーダーシステムの選び方

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自社開発が必要なモバイルオーダーシステムは費用面や開発期間がネックで気軽に導入しづらい一方、モバイルオーダーアプリは気軽に導入できますが、事前に検討したいポイントがあります。

 

・既存システムとの相性
・導入前後のサポート
・初期費用・ランニングコスト
・ユーザーへの負担感

既存システムとの相性

POSレジや会計システムなど、導入済のシステムとの互換性をチェックしておきましょう。既存のシステムと互換性がない場合、新しい機器やシステムなどの導入が必要になる可能性があり、オペレーションの変更を迫られるケースがあります。

導入前後のサポート

アプリは簡単に導入できる印象がありますが、導入前に店舗側がやるべきことは多く、中にはスタッフだけでは対応できない場合もあります。

 

トラブルを想定して導入後のアフターフォロー体制をチェックする店舗管理者は多いものの、導入前のサポートもチェックしておく必要があります。また、土日祝日や夜間帯の繁忙期にトラブルが発生した場合のサポートについても確認しておきましょう。

初期費用・ランニングコスト

コロナ禍ということもあり、初期費用無料や月額費用割引になっているサービスも少なくありません。無料や割引を機会に導入を検討する小規模店舗も多くありますが、通常料金の確認は忘れないようにしましょう。

 

無料期間が思っていたよりも短く、ユーザーが定着する前に決済手数料が圧迫するようになってしまうこともあります。

ユーザーへの負担感

新規ユーザーの獲得以外にも、既存ユーザーにどの程度の負担をかけることになるのかシミュレーションしておきましょう。たとえば、アプリを使ったモバイルオーダーシステムは、以下の2つに大別できます。

 

・ユーザーにアプリ登録や会員登録を求めるもの
・ユーザーにアプリ登録や会員登録を求めないもの

 

アプリ登録や会員登録が簡単なものもありますが、登録が必須で入力する情報が多すぎると、登録前に離脱してしまう可能性があります。ユーザーの負担を考慮してシステムを選ぶようにしましょう。

モバイルオーダーのLINEミニアプリで実現すること

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LINEミニアプリを活用すれば、LINE上でモバイルオーダー機能を提供することができます。LINEミニアプリとは、LINE上で店舗利用が可能な機能が実装できるプラットフォームで、モバイルオーダー以外にもテーブルオーダー、会員証、予約受付、順番待ちなど、さまざまな用途で活用することができます。

 

初期費用と月額利用料を支払うことで実装でき、開発不要なパッケージや個別開発にも対応しているため、各店舗に適したアプリを導入することが可能です。

LINE上でサービスが完結するのでユーザーが使いやすい

LINEミニアプリで提供する店舗サービスは、LINE上でサービスが完結します。利用にあたって新しいアプリのダウンロードや煩雑な会員登録が不要になるため、ユーザーの負担を軽減することができます。

 

手軽にモバイルオーダーを利用してもらえるため、ライトユーザーを獲得しやすいのも特徴の1つです。

取得した情報を活用した販促施策が可能になる

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LINEミニアプリは、LINE公式アカウントと連携することでさまざまな情報を収集することができます。

 

オンライン、オフラインを交えたユーザー情報を分析することで、個々の属性に合わせた販促施策を展開することができるようになります。LINE公式アカウントやLINE広告でもデータが活用できるため、新規集客から既存ユーザーへのコミュニケーションなど、幅広い集客施策が実行可能です。

  • LINEミニアプリでのユーザーのID・利用データ取得はユーザーの許諾が必須となります。

LINEミニアプリで「モバイルオーダー」を導入する方法

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モバイルオーダーは、アプリ開発に関する専門知識があれば自作も可能ですが、開発の負担や利用率を考えるとハードルは高くなります。

 

LINEミニアプリでは、各種開発に対応している企業へ相談することで、モバイルオーダー以外にも会員証やオンライン決済など、さまざまな要素を取り入れたオリジナルのLINEミニアプリが開発できます。

パッケージ例:CX ORDER

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CX ORDERは、「5秒で会員登録、20秒で注文完了」をコンセプトに店舗独自のモバイルオーダーを提供するLINEミニアプリのパッケージです。

 

ユーザーに事前注文してもらって店舗で決済するケースと、事前注文・決済後に店舗で商品を受渡すケースを選択できます。決済方法や独自ポイント付与など、制約があるケースでも利用可能です。

 

また、注文データを基にユーザー情報リストを抽出することができます。これにより、LINE公式アカウントからユーザーごとにセグメントメッセージを送信できるので、CRM(顧客管理)に活用することができるのも特徴の1つです。

  

提供会社:クラスメソッド株式会社

初期費用:1,000,000円~
月額料金:5,000円~

詳細:https://www.linebiz.com/jp/service/line-mini-app/package/cxorder/

モバイルオーダーシステム導入は簡単にできる

モバイルオーダーシステムは、システム開発や機器レンタルが必要なものばかりではありません。所有している端末にアプリをインストールするだけで利用できるモバイルオーダーシステムもあり、必要としている機能によってはアプリ活用で十分な場合もあります。

 

モバイルオーダーシステムに求める機能を精査し、自店舗の使い方に合ったシステムを導入しましょう。