運用テクニック 2022.08.26

テーブルオーダー・セルフオーダーシステムの選び方│非接触注文と業務効率化の実現

新型コロナウイルスの流行によって店舗営業に制限が設けられる中、非接触注文が可能な「テーブルオーダー(セルフオーダー)システム」に注目が集まっています。前提として、テーブルオーダーシステムとはそもそもどんなものか、導入するに当たって自店舗には何が必要なのかを検討する必要があります。

 

この記事では、テーブルオーダーシステムのメリット・デメリット、LINEミニアプリを利用したテーブルオーダーシステムの導入事例などについて解説します。

テーブルオーダーシステム・セルフオーダーシステムとは

テーブルオーダーシステムとは、飲食店などでユーザーが自席から注文を行うことができるツールで、従来の券売機と同様にセルフオーダーシステムの一つです。スタッフを呼ぶことなく注文できることに加え、店舗側としてはオーダーミスを回避することにもつながり、対応時間も削減できることから業務効率化の手段としても期待されています。

テーブルオーダーシステムの選び方

テーブルオーダーシステムの導入に当たっては、下記3つのポイントから検討することをおすすめします。

 

1.導入時・導入後にかかる費用は予算の範囲内か
2.端末が導入予定のスペース内におさまるか
3.端末やシステムが来店するユーザー、スタッフにとって使いやすいか

1.導入時・導入後にかかる費用は予算の範囲内か

テーブルオーダーシステムによって多少の違いはありますが、一般的に導入時の初期費用と導入後の運用費用が発生します。

 

細かく見ていくと、

・導入時の初期費用
・ハードウエア代金
・端末(タブレット等)代金
・月額費用(利用料)

の4つに大別されます。

 

費用感は店舗の規模や導入する端末、端末の設定の自由度に大きく左右されますが、数十万円以上の金額がかかると思っておいた方がいいでしょう。また、初期費用が高額な代わりに月額料金が安価なタイプ、初期費用が安価な代わりに月額料金が高額なタイプなどの違いもあります。

2. 端末が導入予定のスペース内におさまるか

テーブルオーダーシステムで利用する端末と聞くと、タブレット端末を想像する場合もありますが、テーブルオーダーシステムで使える端末には、

 

・専用のタブレット端末
・市販のタブレット端末
・ユーザーのスマートフォン

などがあります。

 

例えば、導入予定の店舗が飲食店であり、カウンター席が多い場合、客席の1つひとつにタブレットを用意すると、スペースが狭くなってしまう可能性もあります。そうした場合、ユーザーのスマートフォンでアプリをダウンロードしてもらう、特定のページにアクセスしてもらうなどの対応が可能なシステムが便利かもしれません。

 

また、テーブルオーダーシステムによっては、注文だけでなくユーザーの支払い操作も可能な場合があります。POS連携やQRコード決済などの会計システムと、テーブルオーダーシステムに対応している端末が連携できるかどうかも、選定時の重要な検討項目です。

3. 端末やシステムが来店するユーザー、スタッフにとって使いやすいか

費用や導入スペースだけでなく、ユーザーが直感的に操作しやすいか、また、現場で使用するスタッフが運用しやすいかも検討すべき項目の一つです。画面が複雑で見づらく、初見では操作しにくいような端末やシステムだと、ユーザー、スタッフともに使いこなせず、結果、顧客満足度や業務効率化にも貢献できません。

テーブルオーダーシステムのメリット

続いて、テーブルオーダーシステムのメリットを解説します。テーブルオーダーシステムのメリットは、大きく分けて下記の3つです。

 

1.業務効率化
2.人件費の削減
3.接触リスクの回避

1.業務効率化

セルフオーダーシステムの導入で実現できる主な業務効率化として、以下の項目が考えられます。

 

・オーダーミスやそれに伴うクレームの削減
・セルフオーダーシステムを使った販促活動が可能
・外国語に対応可能なシステムであれば、海外客への対応が可能
・スタッフを呼ばずに注文可能なため追加注文数の向上に貢献

 

セルフオーダーシステムを導入することで、経験年数が短いスタッフが起こしがちなオーダーミスを減少させ、商品に関する販促活動も自動で行うことができるようになります。また、ユーザー側としてもスタッフを呼び止めることなく注文ができることから、自分のペースで好きなものを注文できることもメリットになります。

2.人件費を削減

テーブルオーダーシステムを導入すれば、スタッフがテーブルまで注文を取りに行く必要はありません。ホールに配置するスタッフ人数も少なくなるため、人件費を削減することができます。また、ホールスタッフよりも厨房スタッフを多く配置することで、混雑時でもユーザーの注文に素早く対応することが可能です。

3.接触リスクを減らすことができる

スタッフがユーザーのテーブルに注文を取りに行く機会もなくなるので、ユーザーとの接触頻度は減少します。実際、コロナ対策としてソーシャルディスタンスを保つために導入する店舗も増えているようです。

テーブルオーダーシステムのデメリット

テーブルオーダーシステムを導入した場合の、デメリットについても紹介します。

 

1.ユーザーとのコミュニケーション機会の減少
2.タブレット等の操作に慣れないユーザーの来店頻度が減少する可能性がある

1.ユーザーとのコミュニケーション機会の減少

テーブルオーダーシステムの導入によって、店舗スタッフとユーザーとのコミュニケーション頻度は減少します。

 

「あのスタッフさんがいるから、あのお店に行きたい」「同じ系列店でも、あのお店の接客が好きだから通っている」など、スタッフや接客の魅力で来店客数が多かった店舗は注意が必要です。

とはいえ、注文を取る時間を店内清掃やホール巡回、厨房スタッフの増強に回せるため、他サービスの強化やリカバリーは可能なはず。工夫次第では解決可能な問題かもしれません。

2.機械の操作に慣れない層には不向きな場合もある

スマートフォンやタブレット、Webページへのアクセスやアプリのインストールといった操作が必要になるため、デジタルに慣れていない世代には拒否反応を示す人がいるかもしれません。人対人のコミュニケーションや接客を求めているユーザーの場合、テーブルオーダーシステムの導入により、来店頻度が低下する可能性もあります。

 

テーブルオーダーシステムへの移行時、従来の方法とテーブルオーダーシステムの両方を使える期間を設け、操作方法がわからないユーザーには丁寧に操作方法を説明するなど、機会損失につながらない工夫が求められます。

テーブルオーダーのLINEミニアプリで実現すること

LINEミニアプリを活用すれば、LINE上でテーブルオーダー機能を提供することができます。LINEミニアプリとは、LINE上で店舗利用が可能な機能が実装できるプラットフォームで、テーブルオーダー以外にも会員証、予約受付、モバイルオーダー、順番待ちなど、さまざまな用途で活用することができます。

 

初期費用と月額利用料を支払うことで実装でき、開発不要なパッケージや個別開発にも対応しているため、各店舗に適したアプリを導入することが可能です。

LINE上でサービスが完結するのでユーザーが使いやすい

LINEミニアプリで提供する店舗サービスは、LINE上でサービスが完結します。利用にあたって新しいアプリのダウンロードや煩雑な会員登録が不要になるため、ユーザーの負担を軽減することができます。

 

テーブルオーダーを使えば、スタッフが注文を取りに行く時間を省けるため浮いた時間を顧客サービス向上のために使うことができます。また、お客様との必要以上な接触を減らすことで、衛生面での安心・安全につなげることもできるでしょう。

取得した情報を活用した販促施策が可能になる

LINEミニアプリは、LINE公式アカウントと連携することでさまざまな情報を収集することができます。

 

オンライン、オフラインを交えたユーザー情報を分析することで、個々の属性に合わせた販促施策を展開することができるようになります。LINE公式アカウントやLINE広告でもデータが活用できるため、新規集客から既存ユーザーへのコミュニケーションなど、幅広い集客施策が実行可能です。

  • LINEミニアプリでのユーザーのID・利用データ取得はユーザーの許諾が必須となります。

LINEミニアプリで「テーブルオーダー」を導入する方法

テーブルオーダー、アプリ開発に関する専門知識があれば自作も可能ですが、開発の負担や利用率を考えるとハードルは高くなります。

 

LINEミニアプリでは、各種開発に対応している企業へ相談することで、順番待ち以外にも会員証やオンライン決済など、さまざまな要素を取り入れたオリジナルのLINEミニアプリが開発できます。

パッケージ例:ダイニー

図版

ダイニーは、来店したお客様が卓上の QR コードを読み込んでいただき、自分のスマホからメニューが注文できる店内のモバイルオーダーサービスです。

 

LINEだけあればテーブル上のQRコードからすぐに注文できるため、店側は注文対応がなくなり省人化を実現可能。中には、50%以上の人件費削減に成功した店舗もあるといいます。直感的に操作できるシンプルな管理画面となっており、掲載するメニューもすぐ・簡単に変更できます。

 

また、ダイニーの利用と同時にスムーズに友だち追加された店舗のLINE公式アカウントから、ユーザーの来店・注文履歴に併せてメッセージを配信できるようになれば、再来店を促すことができます。

 

提供会社:株式会社dinii
初期費用:300,000円~
月額料金:40,000円~

詳細:https://www.linebiz.com/jp/service/line-mini-app/package/dinii/

パッケージ例:funfo|ファンフォ

イメージカット

funfo|ファンフォは、月額無料でご利用でき店内のモバイルオーダーサービスです。

 

高価な専門設備などは要らず、iPadとインターネット環境のみで導入可能。コストを最低限に抑えてテーブルオーダーを導入できます。

 

お客様はQRコードを読み取るだけでLINEから好きなタイミングで注文できるため、ピーク時に対応しきれないような「チャンスロス」が発生せず、客単価の上昇が期待できます。

 

提供会社:フォンフォ株式会社
初期費用:0円~
月額料金:0円~

詳細:https://www.linebiz.com/jp/service/line-mini-app/package/funfo/

テーブルオーダーシステムは予算感や使い勝手を検討して選ぶ

テーブルオーダーシステムは、導入前の検討事項やメリット・デメリットを理解し、いかにユーザー、スタッフに負担をかけずに導入できるかがポイントとなります。LINEミニアプリでは、さまざまな特徴を有したテーブルオーダーのパッケージが用意されているので、予算感や使い勝手を踏まえて導入をご検討ください。