運用テクニック 2022.08.26

順番待ちアプリの導入方法|無料版やシステムを自作で開発した場合の問題点

「順番待ちアプリ」とは、紙で行っていた順番待ちリストや受付番号の発券をオンラインで管理するシステムです。スタッフやユーザーの負荷軽減が期待できるほか、取得したユーザー情報を販促施策として活用することもできます。

 

順番待ちアプリを導入するメリットや無料版、自作する場合の問題点などについて解説します。

目次

順番待ちアプリとは

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順番待ちアプリは、従来は紙で行っていた順番待ちリストや受付番号の発券、呼び出しをオンライン上で管理できるシステムです。スタッフとユーザーの接触機会を低減しながら店内の混雑・行列対策ができる手段として導入する店舗が増えています。

 

順番待ちアプリの基本的な機能は以下の4つがあります。

 

  •  ・受付管理
  •  ・整理番号発行
  •  ・何組待っているかの表示(おおよその待ち時間表示)
  •  ・呼び出し
  •  

順番待ちに必要な機能以外にも、予約管理や会員管理システムなどを備えているものもあるため、顧客管理を1つのアプリで完結させることもできます。

順番待ちアプリ導入に必要なもの

順番待ちアプリの導入には、対応しているスマートフォン、タブレット、PCが必要です。


また、紙の受付番号を発券したい場合は別途、プリンターを準備しましょう。特に順番待ちアプリ専用の機器を導入する必要がないため、高いコストを必要としない点も魅力の一つです。

順番待ちアプリを導入するメリット

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順番待ちアプリの導入には以下のメリットが考えられます。

 

  • ・受付業務の効率化
  • ・お客様の負担軽減
  • ・お客様情報の活用

受付業務を効率化できる

旧来の順番待ちに関する業務は、行列に並ぶユーザーの順番待ち管理、呼び出しなど、多岐にわたっていました。

 

客数が増えれば増えるほど、待ち時間は長くなります。ユーザーにかかる負担とストレスも増え、クレームも発生しやすくなるため、行列管理業務にあたるスタッフの負担は想像以上に大きくなります。

 

順番待ちアプリは、順番待ち管理や呼び出しなど、従来ならスタッフが実施していた業務を機械化できるため、担当スタッフの負担軽減につながります。スタッフが接客に集中できるようになるため、ユーザーの満足度向上にも効果的です。

入店を待つユーザーの負担を軽減できる

順番待ちアプリでは、アプリを起動し、店舗を選択、来店予定人数を入力するとアプリ内で受付番号の発行が完了します。

 

そのため、ユーザーは該当時間まで来店する必要がなくなります。

 

店舗からの呼び出しもアプリから通知されるため、ユーザーは自分たちの前に何組待っているのかを把握できるだけでなく、順番が近くなるまで店外で過ごすことができるようになります。飲食店によく見られる紙の順番待ちリストのように、個人情報を書く必要もないため、これまでの管理方法と比較してユーザーの負担を大きく減らすことができます。

ユーザー情報を収集して販促施策に生かせるようになる

紙で順番待ちを管理する場合、ユーザー情報として収集できるのは名前と来店人数のみ。紙からデータとして記録するのも手間がかかります。

 

しかし、順番待ちアプリを利用すれば、登録されたユーザー情報を収集・管理することができます。

 

今までは体感でしかわからなかったユーザーの属性や混雑時間が可視化できるため、その後の販促施策に活用することが可能です。また、スタッフのシフト管理やアイドルタイムの活用に関してもより効率化させることができるでしょう。

順番待ちアプリをスムーズに導入するポイント

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順番待ちアプリを導入する際、店舗で検討しておくべきポイントについて紹介します。

 

ユーザーの中には、スマートフォンアプリに苦手意識を持っている人もいます。自店舗のユーザー層にどの程度受け入れてもらえそうか、あらかじめ考えておいた方がいいでしょう。

 

また、アプリを導入した後、しばらくは操作方法に戸惑うユーザーへの対応業務も発生します。スムーズなサポートができるように、店内スタッフに関しても教育が必要になるかもしれません。あらかじめ導入後のオペレーションを想定しておくなど、準備期間を十分に用意してください。

無料の順番待ちアプリやフリーソフトを使う問題点

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無料で利用できる順番待ちアプリやフリーソフトも存在します。

 

しかし、無料のものは、基本的な機能は備わっているものの、カスタマイズの幅が狭く、セキュリティー面では不安が残ります。

 

無料アプリやフリーソフトは導入のしやすさという面でメリットがありますが、以下のような問題点があることも把握しておきましょう。

カスタマイズの幅が狭く、ユーザーが不便に感じてしまう

無料の順番待ちアプリの多くが、整理番号を発行する基本的な機能しか利用できず、カスタマイズ性が低いものになっています。

 

例えば、通知機能がなく、ユーザーが自ら画面を開いて順番の確認をする必要があるなどの場合、呼び出しの順番が過ぎてしまうといったケースが多発する可能性があります。結果、順番待ちアプリを導入したものの、それがクレームにつながる場合もあります。

 

また、アプリ内に広告が表示されることもあり、不快感を持つユーザーが一定数いることも懸念されます。

順番待ちのLINEミニアプリで実現すること

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LINEミニアプリを活用すれば、LINE上に順番待ちアプリを導入することができます。LINEミニアプリとは、LINE上で店舗利用が可能な機能が実装できるプラットフォームで、順番待ち以外にも会員証、予約受付、テーブルオーダーなど、さまざまな用途で活用することができます。

 

初期費用と月額利用料を支払うことで実装でき、開発不要なパッケージや個別開発にも対応しているため、各店舗に適したアプリを導入することが可能です。

LINE上でサービスが完結するのでユーザーが使いやすい

LINEミニアプリで提供する店舗サービスは、LINE上でサービスが完結します。利用にあたって新しいアプリのダウンロードや煩雑な会員登録が不要になるため、ユーザーの負担を軽減することができます。

 

紙の受付番号の発券にも対応できるため、スマートフォンではなく、紙で順番待ちをしたいというユーザーニーズにも応えることができます。

 

また、順番待ちをしているユーザーに対して、LINEからプッシュ通知によって呼び出しを行うことができるため、来店タイミングを見逃しづらいというメリットもあります。

取得した情報を活用した販促施策が可能になる

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LINEミニアプリは、LINE公式アカウントと連携することでさまざまな情報を収集することができます。

 

オンライン、オフラインを交えたユーザー情報を分析することで、個々の属性に合わせた販促施策を展開することができるようになります。LINE公式アカウントやLINE広告でもデータが活用できるため、新規集客から既存ユーザーへのコミュニケーションなど、幅広い集客施策が実行可能です。

  • LINEミニアプリでのユーザーのID・利用データ取得はユーザーの許諾が必須となります。

LINEミニアプリで「順番待ち」を導入する方法

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順番待ちアプリは、知識があれば自作も可能ですが、開発の負担や利用率を考えるとハードルは高くなります。

 

LINEミニアプリでは、各種開発に対応している企業へ相談することで、順番待ち以外にも会員証やオンライン決済など、さまざまな要素を取り入れたオリジナルのLINEミニアプリが開発できます。

パッケージ例:matoca|マトカ

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matoca|マトカは、LINE上で順番待ちから呼び出しまで完結するLINEミニアプリのパッケージです。

 

店頭でも受付可能で、QRコードによる受付番号の発行や電話呼び出しにも対応しています。iPadとプリンターを連携すれば、紙で受付番号を発券することもできます。予約管理アプリとしても利用できるほか、一括呼び出し機能もあるため、大人数のユーザーを個別に呼び出す必要もありません。

 

また、オンラインでの受付番号発行に際しては、エリアを制限することができます。距離が離れた場所にいるユーザーからの発行を制限できるため、来店遅れによるキャンセルや直前の時間変更を事前に防ぐことができます。

 

提供会社:株式会社ブレイブテクノロジー
初期費用:15,000円~
月額料金:10,000円~
詳細:https://www.linebiz.com/jp/service/line-mini-app/package/matoca/

LINEミニアプリの順番待ちアプリを導入した事例

LINEミニアプリの順番待ちアプリを導入した事例を紹介します。

LINEミニアプリ「matoca|マトカ」導入|⼤江ノ郷⾃然牧場

⼤江ノ郷⾃然牧場は牧場スイーツ専⾨店「ココガーデン」、レストラン3店舗、ホテルを運営しているリゾート牧場です。

 

マトカ導入以前は、メールで順番を知らせるシステムを利用していましたが、メールアドレスの入力に手間がかかり、ユーザーの利便性に課題意識を持っていました。

 

導入後はLINEを利用してスムーズに順番待ちが行えるようになったほか、登録の際の自動友だち追加で、LINE公式アカウントの友だち数は2倍に増加。その友だちに対しておすすめメニューの告知や無料クーポンを配信することにより、2週間で1,000件以上の来場と約80件のEC購買につながりました。

順番待ちアプリは店舗ニーズに合わせた選択を

アプリを導入することで順番待ちに関する業務をオンラインで管理できるようになります。事前予約やユーザー情報の収集など、機能は多岐にわたるため、店舗ニーズに合わせて適したアプリを選択しましょう。

 

LINEミニアプリは店舗、ユーザーに合わせてパッケージやアプリの個別開発を行い、LINE上でサービスが提供できるプラットフォームです。LINE公式アカウントと連携すれば相乗効果も見込めるため、この機会に導入をご検討ください。

 

ミニアプリの概要をまとめた資料も下記より無料でダウンロードできます。