運用テクニック 2020.09.23

LINE広告の最新トレンド丨動画配信・自動入札・LINE広告ネットワークの活用が増加!

2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、ユーザーが広告と接触するチャネルやタイミングなどに大きな変化が現れました。そこで、コロナの影響で変化があった「動画」のほか、「自動入札」「LINE広告ネットワーク」など、「LINE広告」の最新トレンドを紹介します。

目次

1-1.【トレンド①】全国的な外出自粛期間でユーザーの動画反応率が上昇
1-2.【トレンド②】大規模なアカウントほど動画配信比率が高い
1-3.【活用Point】制作工数を抑えた動画でも配信可能!

2-1.【トレンド①】自動入札の利用が“当たり前”に
2-2.【トレンド②】大規模アカウントほど自動入札の割合が高く、リタゲと新規獲得を併用している
2-3.【トレンド③】自動入札利用には「広めのターゲティング設定」が有効
2-4.【活用Point】自動入札の適用前提でターゲティング広げる

3-1.【トレンド】大規模アカウントほどLINE広告ネットワーク配信率が高い
3-2.【活用Point】パフォーマンス最大化のための活用法

1.急速に進む”動画化”

1-1.【トレンド①】全国的な外出自粛期間でユーザーの動画反応率が上昇

新型コロナウイルスの影響による全国的な外出自粛期間に入る前後で、動画クリエイティブのCTRと10秒再生率、視聴完了率が上昇しました。在宅時間の増加に伴いモバイルの利用時間も増え、動画への反応率が高くなっている傾向にあります。

2020年3月26日を起点に、前後13週間で比較したLINE広告での動画広告パフォーマンスの変化

1-2.【トレンド②】大規模なアカウントほど動画配信比率が高い

動画クリエイティブへの対応が早い広告アカウントほど大型化する傾向があります。予算規模が大きくなるにつれて動画比率も高くなっています。

1-3.【活用Point】制作工数を抑えた動画でも配信可能!

制作費用や工数などの負担を考慮し、静止画での配信を続けている人は多いかもしれません。しかし、CMのような動画ではなくても、静止画に動きを加える、複数の静止画を組み合わせてスライドショーのように見せるなど、費用や工数を抑える方法もあります。

2.自動入札の利用率が80%超に

2-1.【トレンド①】自動入札の利用が“当たり前”に

LINE広告は、圧倒的なユーザー数(9,400万人/2022年12月末時点)のデータを背景に、機械学習による広告効果の最適化が行われています。多様な出稿目的に合わせた入札手法・入札戦略の改善に伴い、現在、すべての広告キャンペーンのうち自動入札が占める割合は80%以上を占めるまでに至りました。

auto(自動入札)とmanual(手動入札)の割合の遷移

2-2.【トレンド②】大規模アカウントほど自動入札の割合が高く、リターゲティングと新規獲得を併用している

自動入札比率は全体的に増加していますが、アカウント別に細かく見ると、月額1,000万以上となる大規模アカウントほど、自動入札の割合が高い傾向にあり、効率的に配信数を伸ばしています。

また、広告効果を確実に調整したいという理由でリターゲティングだけを設定している場合、機会損失につながる可能性があります。大規模なアカウントほど、リターゲティングと新規ユーザー獲得のための配信設定(デモグラ・類似拡張)を併用しています。

2-3.【トレンド③】自動入札利用には「広めのターゲティング設定」が有効

機械学習によって精度を向上させていくという自動入札の性質上、ターゲティング範囲は狭めすぎず、広めに設定し、効率の良いユーザーへリーチする機会を増加させることが運用のポイントです。実際、有効活用ができているアカウントほど、ターゲティング設定を広めに設定している傾向があります。

自動入札の場合、有効活用できているアカウントほどターゲティング範囲は広めに設定している傾向がある

2-4.【活用Point】自動入札の適用前提でターゲティングを広げる

自動入札で効率的な配信を実現するためには、当初から自動入札を前提としてターゲティングを広げていく方法が一番の近道です(下図参照)。

3.LINE広告ネットワークの配信率が上昇

3-1. 【トレンド】大規模アカウントほどLINE広告ネットワーク配信率が高い

LINE広告ネットワークとは、提携しているアプリへ広告を配信することで、1.1億(自社調べ、2020年9月時点)のユーザーにリーチが可能なモバイルアドネットワークです。アクティブアカウント数は2019年6月のローンチ以来、順調に増加を続け、月に1,000万円以上の大規模アカウントに関しては72%が配信に適用しています。

3-2. 【活用Point】パフォーマンス最大化のための活用法

LINE広告ネットワークの性質上、配信されるアプリによって配信面などが異なります。下記を参照に、設定や入稿クリエイティブの種類には注意してください。

以上、直近の「LINE広告」の最新トレンドを紹介しました。詳細な内容については、下記のダウンロード資料をご覧ください。

 

LINE広告を活用するときに役立つ機能や運用テクニック、クリエイティブ制作のコツなどについては、下記のページにまとめています。併せてご覧ください。

https://www.linebiz.com/jp/service/line-ads/column/