運用テクニック 2019.10.24

【公式】LINEの広告サービス「LINE Ads Platform」│配信面の種類や費用、出稿方法

「LINE」は、日本国内で月間利用者数(以下、MAU)8,200万人(2019年9月時点)を誇るコミュニケーションアプリです。このLINEユーザーに向けて広告を配信できるサービスが、広告配信プラットフォーム「LINE Ads Platform(以下、LAP)」です。掲載面を中心にLAPのサービス概要や特長などについて紹介します。

目次

1-1.LINE Ads Platformの特長

1-2.LINE Ads Platformの料金

2-1.Smart Channel

2-2.LINE NEWS

2-3.タイムライン

2-4.LINEマンガ

2-5.LINE BLOG

2-6.LINEポイント

2-7.LINEショッピング

2-8.LINE Ads Platform for Publishersとは

3-1.デモグラフィックデータ配信

3-2.オーディエンス配信

3-3.Cost Per Friends(CPF)

3-4.LINE公式アカウントの友だちオーディエンス配信

3-5.類似配信

3-6.リエンゲージメント配信

3-7.自動最適化配信

3-8.予約型広告

5-1.広告掲載の可否基準

5-2.掲載にあたって注意が必要な商材例

6-1.【メンズスキンケア】Cost Per Friend(CPF)の活用で、CPAの257%改善を実現!

6-2.【ショッピングモール】LINE Ads Platformへの出稿で、コストパフォーマンスよく3,500人の新規の友だちを獲得

6-3.【英語教材販売】LINE Ads Platformの類似配信機能とオープンDMPの利用で安定したCPAとCVを実現

6-4.【健康補助食品】LINE Ads Platformを通じてターゲット層へリーチすることで、商品の売り上げが向上

1.LINE の広告配信プラットフォーム「LINE Ads Platform」とは

LINE Ads Platformの特長や料金システムについて紹介します。

1-1.LINE Ads Platformの特長

「LINE Ads Platform」とは、MAU8,100万人のコミュニケーションアプリであるLINEに広告配信が可能な運用型広告プラットフォームです。LINEのトークリスト最上部(Smart Channel)やタイムラインのほか、「LINE NEWS」や「LINEマンガ」に代表されるファミリーサービスなどへの配信が可能です。

 

※運用型広告とは、広告出稿後も広告枠やオーディエンス(ターゲット)、クリエイティブなどの要素をリアルタイムで調整できる広告のことを指します。運用者のスキルや利用する広告配信システムの機能によって、配信結果が左右されます。

 

スマホユーザーへの調査結果(下図参照)からも分かる通り、「LINE Ads Platform」を活用することで、他のSNSではリーチできなかったユーザー層にアプローチすることが可能になります。

SNS利用者中のLINE利用率

※調査機関:マクロミル社・インターネット調査(2019年7月実施/全国15~69歳のスマートフォンユーザーを対象

サンプル数20,000)※どのサービスも非利用:10.9%

また、年齢、性別、居住地域などのみなし属性や、ユーザーの興味関心、行動データを基にしたアクション確度の高いユーザーに向けて広告を表示することで、費用対効果に優れた配信が期待できます。さらに、申し込みから広告掲載までがオンラインで完結するため、少額からでも手軽にスタートすることができます。

1-2.LINE Ads Platformの費用

LINE Ads Platformは、クレジットカードでの支払いができ、面倒な手続きは不要です。課金方式は主に「クリック課金タイプ」と「インプレッション課金タイプ」に分けられますが、少額からでも予算に応じた配信設定が可能です。

 

・クリック課金タイプとは

ユーザーが広告をクリックし、リンク先のページに遷移すると課金が発生するタイプです。広告が表示されても、ユーザーがクリックして設定したランディングページへ移動するなどの行動を起こさなければ料金は発生しません。

 

・インプレッション課金タイプとは

画面上で動画枠が完全に表示されると料金が発生するタイプです。スマホ画面上で動画枠が100%表示された状態を「インプレッション」と呼び、その表示回数ごとに課金される方式です。99%以下の表示では1インプレッションとして換算されず、料金も発生しません。

2.LINE Ads Platformの広告配信面

LINE Ads Platformから配信される広告は、トークリストやタイムラインだけでなく、LINE NEWSやLINEマンガ、LINE BLOGなど、LINEのファミリーサービスにも配信されます。また、2019年8月からは4,600万MAUにリーチできるアドネットワーク事業「LINE Ads Platform for Publishers」も開始し、「クックパッド」や「DELISH KITCHEN」といった外部アプリメディアへの広告配信も可能になりました。配信面それぞれの特長について紹介します。

2-1.Smart Channel

LINEアプリの中で最もユーザーのアクティブ性が高いのがトークリストです。その最上部の枠にトークリストと同じ形式で広告が表示されるため、大規模なプロモーションに活用できます。広告をタップすると商品やサービスのランディングページに遷移します。

Smart Channel

2-2.LINE NEWS

MAU6,800万人(2019年7月時点)超と高いアクティブユーザー数が特長のLINE NEWSでは、LINEアプリ内の「ニュースタブ」トップページや記事一覧ページに加え、306媒体(2019年8月時点)におよぶアカウントメディアの記事一覧ページに広告が配信できます。新製品の発売情報や即時性のあるコンテンツとの相性が良い掲載面です。

LINEアプリ内の「ニュースタブ」トップページ

2-3.タイムライン

タイムラインのMAUは6,800万人(2019年8 月時点)以上、そのうち4,900万人(2019年8 月時点)が月に1回以上広告に接触します。ユーザーは男性よりも女性の方が多く、10~60代まで幅広い層に利用されているほか、自社のLINE公式アカウントのブロック状況を問わず、全ユーザーに広告を表示させることができます。

LINEアプリ内のタイムライン

2-4.LINEマンガ

LINEマンガは、2013年4月にサービスを開始したスマートフォン向け電子コミックサービスです。アプリのダウンロード数は2,300万件(2019年4月時点)を突破、ユーザーの属性に男女比率の差はなく、15~19歳の利用が27%、20~30代の利用が60%と、若年層を中心に幅広い世代で利用されています。

LINEマンガ

2-5.LINE BLOG

LINE BLOGは2014年11月にサービスを開始し、アーティストやタレントなどの著名人をはじめ、2,500組(2019年8月時点)以上の公式ブロガーが情報発信やコミュニケーションツールとして活用しています。ユーザー属性は男女比率3:7で女性の方が多く、20~40代を中心とした年齢層に利用されています。

LINE BLOG

2-6.LINEポイント

「友だち追加」「動画視聴」「ミッション」などの指定条件をクリアするとポイントがもらえるLINEポイントは国内最大級のリーチ力があり、LINEポイントのサービスページのPV数は月3.6憶(2019年2月時点)に上ります。40~50代と年齢層が高めのユーザーに多く利用されています。

LINEポイント

2-7.LINEショッピング

ファッションや雑貨、スポーツ、インテリア、家電、コスメなど約250社、1憶点を超える商品をLINEアプリ上から検索・比較・購入できる「LINEショッピング」は、2019年7月時点で約2,800万人の登録会員がいます。ユーザー数の約7割が女性で、主に20~30代の女性にリーチが可能なサービスです。

LINEショッピング

2-8.LINE Ads Platform for Publishers

LINE Ads Platform for Publishersは、MAU4,600万人にリーチができるモバイルアドネットワークです。2019年8月のサービスローンチによって、従来の配信面に加えて外部アプリメディアへの配信が可能になりました。ライフスタイルやマンガアプリなど多くのジャンルのメディアを網羅しており、LINEの生み出す膨大なデータを活用したターゲティング配信が可能です。

LINE Ads Platform for Publishers

3.LINE Ads Platformの配信機能

LINE Ads Platformには、広告のターゲットや目的に応じて、さまざまな配信機能が用意されています。

3-1.デモグラフィックデータ配信

年齢、性別、地域、興味関心などでターゲットを指定して配信できます。広告対象となるユーザーの属性や興味を推測してターゲティングすることで、アクションにつながりやすいユーザーを限定して広告を表示させることができるため、費用対効果の高い配信が可能です。

デモグラフィックデータ配信

3-2.オーディエンス配信

ユーザー情報を利用して、配信対象となるユーザーをセグメントできます。例えば、ある商品を購入したユーザーの端末識別IDなどが分かれば、そのデータを使って、同じユーザーに再び購入を促す広告を配信することができます。

オーディエンス配信

3-3.Cost Per Friends(CPF)

LINE Ads Platformを通じてLINE公式アカウントの友だちを獲得する広告です。友だちが追加されるごとに課金されるシステムのため少額からのスタートも可能で、自然な流入により関心度の高い友だち獲得が期待できます。

Cost Per Friends(CPF)

3-4.LINE公式アカウントの友だちオーディエンス配信

LINE公式アカウントの友だちを元にオーディエンス(配信するターゲット)を作成し、そのオーディエンスへの配信が可能です。オーディエンスは「ターゲットリーチ(ブロックされていない友だち)」「ブロック中の友だち」の2つが作成できます。また、このオーディエンスを基に類似オーディエンスも作成できるので、未接触のユーザーへの広告配信も可能です。

LINE公式アカウントの友だちオーディエンス配信

3-5.:類似配信

コンバージョンオーディエンスやアップロードした顧客情報に類似したユーザーを、LINE内で新たに探して配信します。類似性が高いほどアクションの確度は高まりますが、オーディエンスサイズは小さく、リーチできる人数が限られます。一方、類似性が低いほどアクションの確度は下がりますが、オーディエンスサイズは大きく、配信母数が増えます。

類似配信

3-6.リエンゲージメント配信

アプリをインストールしたまま休眠状態になっているユーザーを対象に広告を配信し、再起動を促します。ユーザーが過去にアプリ内で行った行動に応じてターゲティングできるので、より目的につながりやすいユーザーへの広告配信が見込めます。

リエンゲージメント配信

3-7.自動最適化配信

機械学習を利用して、自動的に広告入札の最適化を行います。設定目標を達成できるよう自動で入札調整しながら配信を行うので、効率改善や運用工数の削減が期待できます。

自動最適化配信

3-8.予約型広告

予約型広告とは、配信面や期間などの出稿内容があらかじめ定められている広告のことを指します。リアルタイムに調整可能な運用型広告とは異なり、配信後の調整ができません。LINE Ads Platformのサービスにおける予約型広告は、月に1回以上タイムラインの広告に接触している4,900万人のユーザーに対し、優先的に広告を配信することができる「リーチ&フリークエンシー」や、1日1社限定で、タイムライン面への初回訪問時に表示される「ファーストビュー」、リーチ&フリークエンシーと合わせて広告接触の有無でユーザーを分類抽出し、それぞれのユーザーに対してブランドリフト調査が実施できる「ブランドリフトサーベイ」があります。

リーチ&フリークエンシーの配信詳細

リーチ&フリークエンシーの配信詳細

4.LINE Ads Platformの申し込み方法

実際にLINE Ads Platformの運用を始めるには、ログインアカウントを発行する必要があります。2019年11月から、アカウント作成から広告掲載、支払い手続きなどのすべてをオンライン上で完結できるようになりました。

LINE Ads Platformの申し込み方法

出稿をご検討中の方はこちらをご確認ください。

5.LINE Ads Platformへの申し込みにあたっての注意点

LINE Ads Platformでの広告配信については、法的リスクの回避やユーザー利益の保護の観点から、広告表現に関するガイドラインを設定しており、配信前の事前審査が必須となっています。また、業界や業種、取り扱い商品によっては、掲載をお断りする場合もあります。

5-1.広告掲載の可否基準

以下の業種・商材は掲載不可となっています。

ご利用いただけない業種・業態、商品・サービス
  • 宗教関連
  • エステ(一部除く)
  • ギャンブル関連、パチンコ等(一部公営くじ除く)
  • アダルト関連
  • 出会い系
  • 連鎖販売取引
  • 探偵業
  • たばこ、電子タバコ
  • 産経用品(避妊具、女性用体温計等)
  • 武器全般、毒物劇物
  • 政党
  • 公益法人、NPO/NGO、社団法人(一部除く)
  • 生体販売
  • 医療系、美容整形系、ホワイトニング、病院・クリニック、特定疾患の啓蒙サイト
  • 整骨院、接骨院、鍼灸院等
  • 未承認医薬品・医療機器等
  • 消費者金融(一部除く)
  • 質屋
  • オークション、入札権購入型オークション
  • マッチングサイト(一部除く)
  • アフィリエイトサイト
  • ネット関連ビジネス(情報商材、能力開発商材等)
  • ポイントサイト(ポイントサービスを主体としたサイト)
  • 弊社競合サービス(メッセンジャーアプリ、SNSアプリ、決済サービス等)
  • その他弊社が不適合と判断した業種・業態、商品・サービス

5-2.掲載にあたって注意が必要な商材例

掲載にあたって注意が必要な商材の代表的なものをいくつか紹介します。以下のような商材は、広告掲載は可能ですが、定められた文言の記載や忌避事項などがあります。クリエイティブ制作の際にはご注意ください。以下は一部の商材例となります。詳しい内容や商材はこちらをご確認ください。

特に注意が必要な商材の具体例

 

通販サイト/古物商/アルコール飲料/コンタクトレンズ/公営ギャンブル 他

 

6.【成功事例】LINE Ads Platformを活用した企業の事例

これまでの内容を踏まえ、LINE Ads Platformの活用事例を紹介します。

6-1.【メンズスキンケア】Cost Per Friend(CPF)の活用で、CPAの257%改善を実現!

高品質なメンズスキンケア・ヘアケア製品の販売を手がける株式会社バルクオム(以下、バルクオム)では、ユーザーとの接触機会を増やしコンバージョンの拡大につなげるため、あらゆるSNSに広告を出稿しています。

 

「継続使用することで効果が実感できる」という同社の製品の特性もあり、ユーザーとの深いコミュニケーションを確立して定期購入につなげるのがメインの販売スタイルですが、インフィード広告で潜在層を獲得するだけでは、コンバージョン率を向上させるのが難しい状況でした。

 

そこでバルクオムでは、インフィード広告を通じてLINE公式アカウントの友だち追加を促進できる「Cost Per Friend(CPF)」とチャットボットを活用した施策を実施しました。CPFで獲得した友だちとチャットボットでの会話を通じ、時間をかけてコミュニケーションを深めていった結果、ユーザーの購入も促進され、インフィード広告の場合と比べてCPAが257%改善(※同社調べ)したといいます。

6-2.【ショッピングモール】LINE Ads Platformへの出稿で、コストパフォーマンスよく3,500人の新規の友だちを獲得

九州最大級のアウトレットモール「マリノアシティ福岡」は、これまでLINE公式アカウントの抽選ページを利用して野球やサッカーのチケットをプレゼントするなど、インセンティブを用意して友だちを増やしていました。

 

しかし、新たな方法を試してみようと年末年始の12月と1月にLINE Ads Platformを使って、友だち獲得を目的とした広告を配信。新規で友だち追加をして来館すると、500円のお買い物券をプレゼントするという施策を展開しました。その結果、計2回の出稿で約3,500人の新規の友だちが増加しました。また、実際にお買い物券の引き換えも約1,000件あり、店舗への集客にもつなげることができました。

6-3.【英語教材販売】LINE Ads Platformの類似配信機能とオープンDMPの利用で安定したCPAとCVを実現

英語学習教材「ディズニーの英語システム」で知られるワールド・ファミリー株式会社(以下、ワールド・ファミリー)のメインターゲットは、未就学児のいる母親層です。LINEはターゲット層の利用率が非常に高く、リーチが期待できることから、広告施策にLINE Ads Platformを活用しています。具体的には「ディズニーの英語システム」が当たるキャンペーンを3カ月に1回程度開催し、キャンペーンの案内とランディングページへの誘導を中心に展開しています。

 

配信方法としては、「類似配信機能」を利用してオーディエンスを拡張したうえで、オープンDMP「AudienceOne」を導入し、精緻なターゲティングを行っています。そしてターゲティングの改善を繰り返していった結果、CPA、CVともに安定させることができています。

 

「あらゆるユーザーにリーチできるリーチ力と、ある程度セグメントしても獲得効率が低下しない点が、メディアとしてのLINEの強み」と話す担当者は「今後もより簡単にセグメントが設定できる、より確度の高いターゲティングが可能になるなど、サービスの拡充に期待しています」と今後の期待を語ります。

6-4.【健康補助食品】LINE Ads Platformを通じてターゲット層へリーチすることで、商品の売り上げが向上

「熟成やずやの香醋(こうず)」をはじめとする健康補助食品の通信販売を手掛けている株式会社やずや(以下、やずや)では、テレビCMなどのオフライン広告は高齢者層をターゲットに、オンライン広告は40~60代をターゲットに展開しています。若年層が使用しているイメージが強かったLINEですが、ターゲットである40~60代にもリーチができることに魅力を感じた同社は、2年前からLINE Ads Platformを活用してきました。

 

LINE Ads Platformでは「にんにく卵黄WILD」の新規顧客獲得を目的に、同商品のランディングページ(LP)へ誘導するための記事広告・アンケート広告を配信しています。ユーザーが興味を抱き、何気なくクリックしてしまうようなクリエイティブなどの工夫を凝らした結果、「にんにく卵黄WILD」の売り上げは着実に向上しているといいます。今後はLINE Ads Platformの機能をさらに活用し、各セグメントに適した商品広告を配信していきたいと語ります。

7.【まとめ】メリットの多い LINE Ads Platformを自社の課題解決に活用しましょう!

デジタル広告の出稿に際してLINE Ads Platformを利用すれば、今まではリーチできなかった層へのアプローチが実現し、新たな顧客の創出にもつながる可能性があります。まだ利用したことがないという方は、ぜひこの機会に、自分の課題に合わせたLINE Ads Platformの活用法を検討してはいかがでしょう。

 

LINE Ads Platformは11月からオンライン申し込みが可能になります!

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