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ガイドライン・広告品質 公開日:2023.08.08

安心できる場所に広告を出したい! 広告主は、どのような掲載面を望んでいるのか?

Yahoo!広告

インターネット広告の市場拡大とともに、広告の掲載手法や掲載面が増えてきています。それに伴い、掲載面の品質に不安を抱かれる広告主の方もいらっしゃるかもしれません。ヤフーでは、不適切な広告掲載面に広告が掲載されないよう、あらゆる対策を行っています。今回は、具体的にどのような対策を実施しているのかご紹介します。

広告主に聞いた、広告掲載面に対する意識

広告主の皆さまへのヒアリングを行ったところ、以下のような広告掲載面には掲載したくないという意見が多く挙がりました。

・権利侵害を行っているようなサイト
・R指定や性的要素のあるサイト
・残虐なゲームサイト

これらの不安点に対して、ヤフーではどのような対策を実施しているのか、現状の広告掲載面の審査方法について、ご紹介します。

広告掲載サイトの審査体制・制御の取り組み

Yahoo!広告では、広告掲載面の品質を担保するために、広告掲載パートナーに「広告配信ガイドライン」を遵守していただいています。
広告配信ガイドラインの第4章「コンテンツに関するポリシー」では、具体的に、法令違反または違反するおそれのあるコンテンツ、社会規範や公序良俗に反するもの、他人の権利を侵害する恐れがあるものを非承認コンテンツとして定めています。

このガイドラインにのっとり、広告掲載面の審査では、「事前審査」と「事後パトロール」を実施しています。

事前審査では、新規で広告の掲載を希望するサイトについて、そのサイトの品質をチェックします。 この審査はすべて「人の目」で行っています。

一方、掲載後審査(事後パトロール)は、常に増えていくサイト内のコンテンツに必要な審査で、該当の配信面で広告の掲載がスタートした後も、継続的に専門審査チームにてチェックします。さらに、人の目による審査と併せて、DoubleVerifyのシステムによる検知(機械の目)も実施しています。

広告主の皆さまが不安に感じている、さまざまな「品質に懸念のあるサイト」に対する安全性への対応は、24時間365日実施しています。

  • 広告掲載前と後の対応

権利侵害サイトへの対応

  • 権利侵害サイトへの対応

権利侵害に関しては、「コンテンツに関するポリシー」で以下のように定めています。

・誹謗中傷するもの、名誉を毀損(きそん)するもの
・著作権や商標権等の知的財産権を侵害するもの
・プライバシーを侵害するもの、個人情報の取得、管理、利用等に十分な配慮がされていないもの
・他人を差別するもの、人権を侵害するもの

特に、近年インターネットの問題として大きくなっている「著作権侵害」に関しては、一般社団法人 日本インタラクティブ広告協会(JIAA)と連携し、対策を実施しています。具体的には、著作権侵害サイトやそのサイトに誘導を行っているサイトやアプリの情報をまとめている一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA)の「著作権侵害に関する要警戒リスト」を基に、即時ブロック対応を行っています。

さらには、ヤフーの専任審査チーム による事前審査および事後のパトロールにおいて、無断でテレビ番組や映画のキャプチャーなどを掲載している、著作権侵害が疑われるようなサイトは、発見次第ブロック対応を行っています。

  • ドメイン全体への広告掲載を止めるサイト停止件数

2022年度下半期は、この点のパトロールを強化したことにより、ドメイン全体への広告掲載を止めるサイト停止件数が2022年度上半期の約2.6倍に増えました。これは、一度事前審査を通過したサイトが広告配信後に、コンテンツのメインテーマがガイドラインに抵触する内容に変わったため、ドメイン全体を停止としたケースです。

このような取り組みの結果については、半期に一度公開を行っている「広告サービス品質に関する透明性レポート」でも詳細をご紹介していますので、併せてご参照ください。

有害コンテンツへの対応

  • 有害コンテンツへの対応

広告主さまから不安の声があがっていた、「R指定や性的要素のあるサイト」、「残虐なゲームサイト」の2つに関しては、コンテンツポリシーで以下のように定めています。

性的な要素のある非承認コンテンツ
・性に関する表現が露骨なもの
・成人を対象とした性的な商品、サービス
・児童ポルノを連想させるもの
・売春や援助交際のあっせんまたはこれらを正当化したり、推奨したりするもの

残虐な要素のある非承認コンテンツ
・犯罪を肯定、美化、助長するもの
・醜悪、残虐、猟奇的等で不快感を与えるもの

これらに該当する以下のようなサイトは、事前審査でブロックしているため、Yahoo!広告の配信先には含まれません。

 ・全体的に卑猥な表現が多いサイト
 ・性的なイラストや画像を掲載しているサイト
 ・血が飛び散るような銃撃シーンのあるゲーム
 ・惨殺な事件の詳細なルポルタージュ記事

事前審査の通過後に上記に該当するコンテンツがサイトの一部に追加された場合も、事後のパトロールで検知し、ブロック対応を行っています。

ブランドセーフティとYahoo!広告の対策

ヤフーは、広告主の皆さまのブランド毀損はもとより、ユーザーからの信頼度の低下につながらないよう、今後も広告掲載面の審査やパトロールの強化をしていきます。前述した取り組み以外にも、ヤフーでは品質を保つためにさまざまな取り組みを実施しています。

ヤフーではインターネットユーザー、広告主、パートナーなど関係するすべての方にご満足いただけるサービスを目指し、透明性や品質改善へのさまざまな取り組みを進めています。詳細については、以下の「ブランドセーフティとYahoo!広告の対策」をご覧ください。

ブランドセーフティとYahoo!広告の対策


文責:池亀 久美子(ヤフー株式会社)

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