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運用テクニック 公開日:2020.09.25

【LINE公式アカウント】A/Bテスト機能で判明!CTRが高いメッセージ配信とは

LINE公式アカウント

LINE公式アカウントのメッセージ配信には、「A/Bテスト」という機能があります。A/Bテストとは、2 通り以上のメッセージを任意のユーザーごとに振り分けて配信し、どのメッセージの効果が高いのかを比較検証する機能です。この機能で判明した、CTRが高いメッセージ配信の傾向について紹介します。

【目次】

1.A/Bテスト機能とは

A/Bテスト機能では、複数のメッセージ内容を指定した割合のユーザーへ振り分けて配信し、その効果を検証することができます。また、配信によって最も効果が高かったメッセージを、それ以外のユーザーに配信することも可能です。

【具体的な活用法】

①メッセージ配信の新規作成から「A/Bテストを作成」にチェックを入れ、テスト対象を「40%」に設定


※入力数値は一例です。各種数値をチェックしながら任意でご調整ください。

②「バリエーションを追加」をクリックして「A、B、C、D」それぞれのメッセージ内容を入力。一つのバリエーションにつき、通常のメッセージ配信と同様に最大3つのメッセージ内容を設定することができます。

③配信が完了すると、「分析」の「メッセージ配信」に結果が表示されるので、リストから該当するメッセージの「A/Bテスト」を選択してクリック率が最も高かったメッセージを確認

④最も効果が高かったメッセージを、①で未配信の60%のユーザーに配信する


※詳細な設定方法は下記のマニュアルも参照ください。

https://www.lycbiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/ABtestingbroadcast/

2.A/Bテストで判明!LINEならではの効果的なメッセージ配信とは?

A/Bテスト機能のリリース以来、さまざまなアカウントがメッセージの配信効果を検証していますが、そのデータから判明した、LINEならではともいえる効果的なメッセージ配信の傾向について紹介します。


※紹介する事例は傾向分析であり、配信効果を保証するものではありません

①配信するリッチメッセージの順番

一つのバリエーションの中で複数のメッセージを組み合わせて配信する場合、ユーザーがメッセージを開封した際に最初に視認するのが左図の「メッセージ3」です。必然的にimp(インプレッション=当該部分が画面に表示された回数)は「メッセージ3」が最も高くなり、「メッセージ1」が最も低くなります。


そのため、CTRが高いと予測されるメッセージを「メッセージ3」に配置することが、最も高い配信効果に期待できる順番となります。


また、どのメッセージのCTRが高いか分からない場合、「メッセージ1~3」を組み替えたバリエーション別にA/Bテストを実施します。「メッセージ3」のCTRが最も良かったバリエーションを本配信すれば、クリック率が最も良いメッセージを、最もimpが高い配置で配信することができます。

②メッセージに動画を使用した場合、最後に配信する要素は動画よりも静止画の方がCTRは高い

メッセージ配信の中に動画素材を使用する場合、最後に設定する素材を動画にするよりも、静止画を配置した方がメッセージのCTRは高い傾向にあります。

③最後のクリエイティブ内容でCTRに差が出る

最後に配信する静止画は、商品のイメージや特性(機能性)などが認識しやすいクリエイティブの方が、CTRが高い傾向にあります。商品の形やサイズ、色などがわかりやすいレイアウト・構図を意識してみましょう。

配信するメッセージの順番などは、LINE独自の傾向です。メッセージ内容をユーザー視点で分析してみることで、新たな発見があるかもしれません。A/Bテスト機能を有効活用し、配信効果の改善に取り組んでみて下さい。


・リッチメッセージの活用方法
https://www.lycbiz.com/jp/column/line-official-account/technique/20180918-01


・リッチビデオメッセージの設定方法
https://www.lycbiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/rich-video-messages/

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