運用テクニック 2019.09.26

LINE公式アカウントでクーポン配信|集客・販促に役立つ賢い使い方

LINE公式アカウントの開設後、友だち数が徐々に増えてきた段階で「いかにユーザーを店舗に集客するか」を考える必要があります。そんなときに役立つ機能が「クーポン」です。機能の概要はもちろん、クーポン作成やデータ分析などの基本的な使い方、効果的な配信方法、活用事例について紹介します。


クーポンを活用したLINE公式アカウントの「友だちの集め方」については、以下のダウンロード資料でも詳しく紹介しています。

目次

1-1.LINE公式アカウントで使えるデジタルクーポン
1-2.クーポンの活用メリット

2-1.クーポンを作成する
2-2.配信データを分析する

3-1.通常のメッセージ配信
3-2.友だち追加時のあいさつメッセージ
3-3.リッチメッセージ
3-4.リッチメニュー
3-5.アンケートのお礼に添付

4-1.【レジャー】利用料金が半額になるクーポンで、平日の来店者が1.5倍に!
4-2.【商業施設】ユーザーのすきま時間を狙ったクーポン配信で、売り上げアップ
4-3.【カラオケ】リサーチ機能を駆使し、ユーザーが欲しくなるクーポンを作成

1.LINE公式アカウントのクーポン機能とは

企業や店舗がユーザーに配信できるLINE公式アカウントのクーポン機能の概要、その活用メリットについて紹介します。

1-1.LINE公式アカウントで使えるデジタルクーポン

LINE公式アカウントの「クーポン」は、アカウントを友だち追加してくれたユーザーに対して、企業や店舗が自分たちの商品やサービスを利用してもらうために配信するものです。


クーポンは、トーク画面やタイムラインなどでユーザーに配信することができます。ユーザーが実際に商品購入やサービス利用の際などにクーポン画面を提示することで、クーポンに記載された割引やプレゼントなどの特典を受け取ることができます。基本的には「紙のクーポン」と同じような使い方ですが、うまく活用すれば企業や店舗に多くのメリットがあります。

LINE公式アカウントで配信できるクーポン

1-2.クーポンの活用メリット

LINE公式アカウントのクーポンには、下記3つのメリットがあります。


●ユーザーの反応や行動を喚起できる

コミュニケーションアプリ「LINE」は8,100万人(2019年6月時点)の月間利用者数を抱え、日常のさまざまなシーンで幅広く使われています。企業や店舗向けのアカウントである「LINE公式アカウント」は、LINEが抱える多くのユーザーにアプローチできるほか、さまざまな反応や行動を喚起できます。

中でも、商品・サービスのプレゼントや割引などお得な特典が受けられるクーポンについては、ユーザーの約4割が「利用した」と答えるなど、大きな訴求効果を持っています(上図参照)。


●ターゲットリーチが増える

ユーザーとのコミュニケーションを増やすためには、企業や店舗のLINE公式アカウントをブロックしていない「ターゲットリーチ」をいかに増やすかが重要です(管理画面の「分析メニュー」内の「友だち」より確認できます)。そして、友だち数を増やし、ブロック数を減らす際にもクーポンは有効です。


例えば、友だち限定のクーポンを発行してLINE公式アカウントの友だち追加を促し、そこからユーザーとコミュニケーションを取ることで自社の商品やサービスを利用・購入してもらうこともできます。また、定期的にクーポンを配信して「このアカウントと友だちでいれば、お得な特典が受けられる」と印象づけることで、ブロック防止にもつながります。


つまり、クーポンは新規や既存を問わず、ユーザーとの中長期的なつながりを生み出すことに貢献してくれるのです。


●データ分析が可能

紙のクーポンと異なり、LINE公式アカウントのクーポン機能は効果検証が可能です。管理画面にある「分析」メニュー(詳しくは2−2)から、クーポンを開封した人数、実際に使用した人数、さらに年代、性別、居住地などの属性を確認することができます。

2.クーポンの基本的な使い方

クーポンはLINE公式アカウントの管理画面「LINE OFFICIAL ACCOUNT MANAGER」のスマホ版、PC版のどちらでも作成することができます。PC版の管理画面を例に、クーポンの作成方法やデータの分析方法について紹介します。

2-1.クーポンを作成する

まず、管理画面の「ホーム」タブにあるメニューから「クーポン」を選択し、画面右上の「作成」へ進みます。

作成画面では以下の項目を設定します。入力した内容は管理画面右下の「プレビュー」に反映され、ユーザーからクーポンがどのように見えるかを確認しながら作業を進めることができます。


●クーポン名

クーポンの名称を設定します。特典内容や使用メリットが伝わりやすいように工夫しましょう。


●有効期間

クーポンの有効期限である「開始」と「終了」の日時を設定できます。終了日時を過ぎると、自動でクーポンの利用が停止されます。


●写真

クーポン表示画面のトップに表示させる画像を1枚アップロードできます(サイズは10MB以下)。特典内容を想起させ、トーク画面で見たときに印象的な画像を設定しましょう。


●利用ガイド

クーポンの利用方法や、利用に関する注意点などが入力できます。デフォルトで入っている利用ガイドを参考にしながら、文面を作成しましょう。

●抽選

抽選機能で取得者数を絞ることで、クーポンの価値を高めることができます。ユーザーに対して、特典が付与される商品・サービスの認知を促進し、クーポン獲得を動機付けにしてLINE公式アカウントの友だち追加が見込めます。


当選確率は1~99%の範囲内で設定できるほか、当選者の上限人数の有無も設定できます。なお、デフォルトでは抽選機能は「使用しない」となっています。


●公開範囲

クーポンを配信する範囲を、「全体公開」「友だちのみ」「友だちのみ(シェア可能)*」から選択できます。ターゲットを新規ユーザーにするなら全体公開、既存ユーザーにするなら友だちのみといったように、状況に応じて公開範囲を選択しましょう。

  • タイムラインシェアが可能。ユーザーがタイムラインでクーポン情報をシェアすることで、より多くのユーザーに認知させることができる。

●使用可能回数

クーポンの使用可能回数を、「1回のみ」か「上限なし」から選べます。特典内容に応じて設定しましょう。


●クーポンコード

店舗だけでなく、ECサイトなどで使用できるクーポンを配信する場合は、クーポンコードを活用しましょう。決済画面でユーザーに入力してもらう最大16文字のコード(英数字で入力可能)を、クーポン画面に表示させることができます。なお、デフォルトではクーポンコードは「表示しない」となっています。


●クーポンタイプ

クーポンのタイプを「割引」「無料」「プレゼント」「キャッシュバック」「その他」から選択できます。選択したタイプによって、クーポン名部分の色が変わります。

2-2.配信データを分析する

管理画面の「分析」タブにあるメニューから「クーポン」を選択し、配信データを分析したいクーポンを選択すると、開封ユーザー数や使用ユーザーなどの数値を確認できます。


クーポンの内容(クーポンタイプ、使用可能数、有効期間など)と、分析数値を照らし合わせて検証すれば、ユーザーのニーズを把握した上で、より利用されやすいクーポンが作成できるようになります。

3.クーポンの配信方法

より多くのユーザーにクーポンを利用してもらうために、効果的にクーポンを配信する方法を紹介します。

3-1.通常のメッセージ配信

通常の「メッセージ配信」で、作成したクーポンを配信します。トーク画面にはクーポン名、設定した画像、有効期限が表示され、ユーザーは「今すぐ確認」をタップすることでクーポンの詳細を確認できます。


なお、LINE公式アカウントでは、1度のメッセージにつき3吹き出しまで送信できるので、通常のメッセージ、クーポン本体に加えて、クーポンの内容を説明するメッセージなどをつけても良いでしょう。


関連記事:LINEメッセージ配信のコツ|開封率を高める工夫や企業事例

3-2.友だち追加時のあいさつメッセージ

LINE公式アカウントでは、ユーザーが友だち追加した際に「あいさつメッセージ」を自動的に配信できます。その際、メッセージとともにクーポンを添付することで、その後の利用を促すことができます。

3-3.リッチメッセージ

テキストと画像を組み合わせて、より視覚的にクーポンを訴求できるのが「リッチメッセージ」です。任意のレイアウトでメッセージ部分を分割し、エリアごとに異なるアクションが設定できるため、クーポン利用を促す画像を入れたり、特典内容を説明するページのURLを埋め込んだりするなど、さまざまな工夫が可能です。

3-4.リッチメニュー

トーク画面下部のキーボードエリアに固定表示できるのが「リッチメニュー」です。任意のレイアウトでメニュー部分を分割し、エリアごとに異なるアクションを設定できるため、ユーザーの目につきやすい位置でクーポンを訴求することができます。有効期限の近づいているクーポンを大きく表示させたり、利用を促進するビジュアルを並べるなどの使い方ができます。

3-5.アンケートのお礼に添付

LINE公式アカウントには「リサーチ」と呼ばれるアンケート機能が備わっており、アンケートに回答してくれたユーザーに対して、お礼メッセージと一緒にクーポンを送信することができます。なお、アンケートで「どのようなクーポンがあると嬉しいか」などユーザーに直接ヒアリングをして、特典内容の改善につなげるのも有効です。

4. LINE公式アカウント「クーポン」機能の成功事例

実際にLINE公式アカウントのクーポンを活用して、集客や販促を成功させた企業・店舗事例を紹介します。

4-1.【レジャー】利用料金が半額になるクーポンで、平日の来店者が1.5倍に!

店名:キッズフル
住所:千葉県市川市市川1-4-10 市川ビル8F


子ども向けの屋内あそび場を運営する「キッズフル」では、大人の1日フリーパスが半額以下になるクーポンを配信し、平日の来店者数が1.5倍に増加しました。子どもをターゲットとした施設ですが、併設するカフェで親子が食事をするなどの副次的効果もあり、特典内容が全体の売り上げにネガティブな影響を与えることはなかったといいます。

4-2.【商業施設】ユーザーのすきま時間を狙ったクーポン配信で、売り上げアップ

店名:ステラタウン
住所:埼玉県さいたま市北区宮原町1丁目854-1


約110の専門店やレストランで構成される複合型商業施設「ステラモール」では、来場者のすきま時間を狙ったクーポン配信が成果を上げています。午前と午後に行われるキッズショーの間に使えるお子さまランチの無料クーポンは、大人が一緒に食事をするのが使用条件だったため、食事を目的とした利用の親子連れを多く取り込むことができました。ターゲットの属性やニーズ、さらに配信タイミングを踏まえてクーポン利用を促した好例です。

4-3.【カラオケ】リサーチ機能を駆使し、ユーザーが欲しくなるクーポンを作成

社名:株式会社鉄人化計画
住所:東京都目黒区東山3-8-1 東急池尻大橋ビル2F


カラオケルームを展開する「カラオケの鉄人」では、LINE公式アカウントの管理画面にあるリサーチ機能を使って、ユーザーに「欲しいクーポン」に関するアンケートを実施。その上でクーポンを配信したところ、高い開封率・使用率を記録しました。他にも、天候が悪化した日にお得にカラオケを楽しめるゲリラクーポンを配信するなど、ユーザーの声や天候にまで気を配ったクーポン戦略で結果を残しています。

LINE公式アカウントのクーポン機能は、ユーザーにとっても使いやすくお得感を感じやすいため、集客や販促などに大いに活用できます。クーポン機能を使って、ユーザーと中長期的な関係構築に役立ててください。


クーポンを活用することでLINE公式アカウントの友だちを効率的に集めることもできます。詳しくは下記の記事にて紹介しています。

また、LINE公式アカウントについての疑問・ご不明点は下記よりお願いいたします。